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100均のブレードを使ってメタルジグをカスタマイズする方法 アピール度がアップ!

TSURINEWS

100均ブレードでカスタマイズ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

マイクロメタルジグは海の小物釣りには欠かせないルアーだ。そのメタルジグをプチカスタムしてやると、さらに輝きが増す。今回は100均でも購入できる「ブレード」を装着するカスタムを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

100均のブレードでカスタム

小さなメタルジグの能力として、夏の日中や、冬のローライト時の集魚効果が非常に高い。クワセまで持ち込むためには、リアフックを取り、フロントを1本バリにして、そこにトレーラーワームを取り付ければいい。筆者が勝手に名付けたところの「メタルジグヘッド」は、時にジグ単やエサにも勝る。

メタルジグヘッドでシーバス(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ところで、そんなマイクロメタルジグだが、まだカスタムの余地が残されている。フロントアイを1本バリにすることで空白となる、リアアイだ。ここにフラッシング効果の高い、ブレードを取り付けるのはどうだろうか?なかなかミニマムサイズのブレードがないのが難点だが、今回、100均でブレードを手に入れることができたので、試しにカスタムしてみた。

「ブレードカスタム」手順

まずは、適当なメタルジグと、1本バリにするためのハリ、ブレードを手に入れる。

必要なもの(提供:TSURINEWSライター井上海生)

メタルジグのリアフックを取り外し、フロントアイに1本バリを取り付ける。

1本バリ状態(提供:TSURINEWSライター井上海生)

そのあと、リアアイにブレードを装着。作成時間5分ほど。いとも簡単に完成した。

マイクロメタル・ブレードカスタム(提供:TSURINEWSライター井上海生)

注意したいのが、フロントアイに取り付ける1本バリだ。ここにいわゆる、普通のメタルジグに取り付けるようなティンセル付きのハリをつけてはいけない。このカスタムでは、フロントフックにワームを装着して、「メタルジグヘッド」という、メタルとジグ単のパワーを融合させたモノとすることも想定している。

何せこの「メタルジグヘッド状態」が時に無双級に強い。ティンセル付きのハリでは、ワームが装着できないので、何の装飾もない1本バリをつけよう。

ちなみに筆者は、メタルジグ1g~3gまでなら、「フロートリガーメバルアジ等#6」という製品を使っている。装着するワームのサイズによっては、#8まで小さくしてもいいかもしれない。

ブレードカスタムの難点「巻き重り」

今回は大手100均D店で入手したブレードを使った。このサイズは最低10g以上のメタルジグに装着することを想定されているサイズで、マイクロメタルにはあまりに大きすぎる……。しかし、どのメーカーを見ても、またはメルカリなどのフリマサイトを覗いても、極小サイズのブレードが見つからない……。

ブレードを装着すると水の抵抗が増えるので、巻き重り、引き抵抗はかなり大きい。ただ、水面で引いてみるとわかるが、もうとにかくブレードがクルクルと回って輝きまくる!引き抵抗と引き換えに、強力なアピール力は得ている。

実釣でキビレヒット

さて――では、実際に使用してみてどうか?夏の大阪南港で、カサゴとチヌ相手に試してみた。

キビレヒット(提供:TSURINEWSライター井上海生)

この日はかなり渋い海だったが、なんとかキビレを1尾キャッチできた。ちなみにトータルの釣果は2尾で、もうひとつはフローティングのプラグについた。ルアーとしての効果は、他に遜色しないと言えそうだ。ただ、あまりに魚の反応が薄かったので、フロントフックにワームを取り付けて、やはり「メタルジグヘッド」の効果にあやかったことは正直に告白しておこう。

筆者は個人的に、このマイクロメタル・ブレードカスタムには、夏のデイゲームでの威力に大いに期待している。キラッキラに光らせまくって、新子の根魚を集めてやりたい。ブレードのカラーは、探せばシルバーのほか、ゴールドもあるだろう。できればサイズは小さいのを選んで、試してみてほしい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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