Yahoo! JAPAN

『ヴァチクソ』『ドンブリ』に続く〈18禁〉ホラー『アンティル・ドーン』ほか「酷暑に観たい」最新作5選!

映画評論・情報サイト BANGER!!!

『ヴァチクソ』『ドンブリ』に続く〈18禁〉ホラー『アンティル・ドーン』ほか「酷暑に観たい」最新作5選!

4週間連続「全米興収ランキングTOP10入り」の話題作

今年4月に全米で公開されるや4週間連続で全米興行収入ランキングトップ10入りを果たし、R指定の衝撃的な映像描写に「怖すぎる…」「まさに超強烈!」とホラーファンから大興奮の口コミが相次いだ映画『アンティル・ドーン』が、ついに8月1日(金)より日本公開を迎える。

『アンティル・ドーン』

『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)、『ライト/オフ』(2016)などを手掛けたデヴィッド・F・サンドバーグを監督に迎え、『死霊館のシスター』(2018)、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のゲイリー・ドーベルマンと、『ポラロイド』(2019)のブレア・バトラーが脚本を共同担当した本作。

さらに、PlayStation®のゲーム発映画『グランツーリスモ』(2023)や『アンチャーテッド』(2022)、超人気ドラマシリーズ「THE LAST OF US」を手がけたアサド・キジルバッシュが製作に加わり、『ヴァチカンのエクソシスト』(2023)や『ドント・ブリーズ』シリーズなどでホラーファンの心を鷲掴みにしてきた映画スタジオ<スクリーン・ジェムズ>が放つ最新ホラー映画だ。

『アンティル・ドーン』

全米震撼の話題作が目白押し!この夏絶対に観たいホラー爆選5作

今年も夏の風物詩である様々なジャンルのホラー映画が、酷暑の日本を涼しくしようとゾクゾク待機中。そのラインナップにはすでに全米で大ヒットを記録し、アメリカ中を震撼させたハリウッド発ホラー映画も多数含まれており、底抜けの恐怖を携えて上陸することが決定している。

『IMMACULATE 聖なる胎動』© 2024, BBP Immaculate, LLC. All rights reserved.

前述の『アンティル・ドーン』は、日本でも圧倒的人気を誇るPlayStation®5/PC用ゲーム「Until Dawn -惨劇の山荘-」を原作とした、死んでも死んでも終わらない”タイム脱出型“スラッシャーホラー。そして“破壊王”マイケル・ベイや“恐怖の工場長”ジェイソン・ブラムが製作に名を連ねるシチュエーション・スリラー『DROP/ドロップ』や、アカデミー賞®受賞作品も輩出した独立系映画製作・配給会社<NEON>が手掛ける狂気のオカルティック・ホラー『IMMACULATE 聖なる胎動』、さらに”ホラーの帝王”スティーヴン・キング原作の狂気に満ちた『THE MONKEY/ザ・モンキー』は、『ロングレッグス』のヒットも記憶に新しいオズグッド・パーキンス監督の最新作だ。

というわけで今回は、そんなハリウッド発ホラー映画を一挙紹介。涼を取るには十分すぎる、背筋から全身がゾクゾク冷えること請け合いの<恐怖映画>の数々を映画館で鑑賞する前に、ここでざっくりと予習しておこう。

『アンティル・ドーン』

『アンティル・ドーン』(R18+)

8月1日(金)より全国公開

監督は『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)、『ライト/オフ』(2016)などを手掛けたデヴィッド・F・サンドバーグ。脚本は『死霊館のシスター』(2018)、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)といった大ヒットホラー作品を世に放ってきたゲイリー・ドーベルマン、『ポラロイド』(2019)のブレア・バトラーが共同で担当するという、ホラージャンル界で実績を重ね、ホラー映画を心から愛するクリエイターたちが大集結して作り上げられた『アンティル・ドーン』。

『アンティル・ドーン』

物語は主人公クローバー(エラ・ルービン)とその友人たちが、1年前に失踪した姉のメラニー(マイア・ミッチェル)を探すために訪れた山荘で突然現れた覆面の殺人鬼によって惨殺されるところから始まる。一度は死んだはずの彼らが、気がつくと殺される前の時刻に戻り、そして夜になると再び命を狙われ、残酷に殺され、また時間が逆戻りして生き返る……。

繰り返すたびに異なる様々な殺人鬼が現れ、殺され方も変わり、死ぬごとに倍増加速していく惨劇――! やがて彼らは、この<恐怖のタイムループ>から抜け出す唯一の方法は、死を繰り返しながら謎を解き、夜明けまで生き残ることだと気づくのだが……。

『アンティル・ドーン』

本作で描かれる“殺され方”も、主人公たちに襲い掛かる恐怖の種類も、一つではない。夜ごとに違うホラー映画のなかに閉じ込められるような、新たな恐怖の形を提示したサンドバーグ監督は、新次元の”タイム脱出型“スラッシャーホラー体験をについて、こう語っている。

『アンティル・ドーン』のことを知る前に考えていたんです。理想的なプロジェクトはどんなものだろう、と。スラッシャー映画なのか、超自然的な物語なのか、あるいはクリーチャー作品なのか。そのすべてが、この『アンティル・ドーン』には揃っていました。

近年のハリウッドホラーを代表するクリエイターたちが作り上げた、18歳未満は参加不可の超過激な生き残りゲームは、はたして観る者をどのような恐怖へと引きずり込むのか――? ぜひ映画館で“体感”しよう。

😱“魂の音楽”が呼び寄せたのは……?


『罪人たち』全国公開中

アメコミ原作映画として初めてアカデミー賞🄬作品賞にノミネートされた『ブラック・パンサー』シリーズや、不朽の名作『ロッキー』のスピンオフである『クリード』シリーズなど、数々の大ヒット作を手掛けた才能に世界中が注目するライアン・クーグラー監督の初の完全オリジナル脚本作品。原作のないオリジナル映画として、この10年で最大のオープニング成績をたたき出し、全米興行ランキングでは2週連続No.1の大ヒット。米国のレビューサイト・ロッテントマトでも4月全米公開ながら批評家97%&観客96%(※6月27日現在)という驚異的なスコアを維持し続けるノンストップ・サバイバルホラーが『罪人たち』だ。

『罪人たち』©︎ 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema® is a registered trademark of Dolby Laboratories

信仰深い1932年のアメリカ南部の田舎町を舞台に、双子の兄弟スモークとスタック(共にマイケル・B・ジョーダン)が、シカゴで手に入れた大金を資金に一攫千金を夢見て、かつての故郷に当時禁じられた酒を提供しジャズとブルースが鳴り響くダンスホールを開いたことから、狂乱の物語が幕を開ける。

ダンスホールはオープン初日から大盛況。しかし、双子の従兄弟で生粋のブルース・ミュージシャンであるサミー(マイルズ・ケイトン)がブルースを奏で始めると、招かれざる者たちも呼び寄せてしまい、途端にダンスホールは絶望に呑み込まれていく――。

ホラーの冠をかぶりながらも、アメリカが歩んだ歴史や文化、宗教などあらゆるテーマを内包するだけでなく、狂乱の夜をブルースが彩る音楽映画の一面すら垣間見えるという、ジャンルを超越した究極のエンターテイメント作品として観る者を興奮のるつぼへ引きずり込む。悪魔と踊り狂う夜を果たして正気のまま最後まで見届けることができるか? この夏のハリウッドホラー映画を渡り歩くうえで欠かせない必見の一本だ。

😱スマホの“ドロップ機能”から始まる異色スリラー!


『DROP/ドロップ』7月11日(金)より全国公開

“自分が殺される誕生日”を何度も繰り返すタイムループホラー『ハッピー・デス・デイ』シリーズや、女子高生と連続殺人鬼の体と中身が入れ替わるホラーコメディ『ザ・スイッチ』(2021)など、型破りな発想でヒット作を生み出してきたクリストファー・ランドン監督の最新作『DROP/ドロップ』。製作には『トランスフォーマー』シリーズや『クワイエット・プレイス』シリーズで知られる“破壊王”マイケル・ベイ率いる製作会社<プラチナム・デューンズ>と、『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』や『M3GAN/ミーガン』シリーズなど、ホラー映画界に革新を起こし続ける製作会社<ブラムハウス>のジェイソン・ブラムが名を連ねる、まさに最凶の布陣で放つ極限のシチュエーション・スリラーだ。

『DROP/ドロップ』© 2025 Universal Studios

主演を務めるのは、テレビシリーズ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル シーズン2」でエミー賞助演女優賞にノミネートされ、一躍ブレイクを果たしたメーガン・フェイヒー。夫の死を乗り越えられないまま幼い息子を育てるシングルマザーのバイオレットが、ためらいつつもマッチングアプリで知り合った男性とのディナー・デートのために訪れた最上階にあるレストランから、すべては始まる。

席に着くと、突然スマホに見知らぬ誰かからスマホの「DROP機能」を使った不気味なメッセージが次々と送られる。最初はいたずらかと思ったが、息子の命と引き換えに「目の前のデート相手を殺せ」という指示が届き……。犯人は半径15m以内、このレストランに居る誰か。美しい夜景を眺めながらロマンチックなディナー・デートを楽しむはずが、逃げ場のない高層階で究極の選択を迫られる絶体絶命のシチュエーションに追い込まれた彼女は、どう“動く”のか――?。絶えずスクリーンを支配する緊迫感に平常心のまま耐え抜くことができるのか、観客の精神も試される極限スリラーだ。

😱世界中で賛否両論! 狂気のオカルティック・ホラー


『IMMACULATE 聖なる胎動』7月18日(金)より全国公開

第77回カンヌ国際映画祭<最高賞>パルムドール受賞、第97回アカデミー賞®作品賞を受賞した『ANORA アノーラ』や、2024年の独立系映画の全米興収NO.1を獲得した『ロングレッグス』など話題作を続々と放つ、米国の独立系映画製作・配給会社<NEON>が北米配給を獲得したことでも話題の『IMMACULATE 聖なる胎動』。

テレビシリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」や『恋するプリテンダー』で人気を博したシドニー・スウィーニーが、想像を絶する恐怖に襲われる主人公を熱演し、あまりにショッキングな内容のために賛否両論を巻き起こした狂気のオカルティック・ホラーだ。

『IMMACULATE 聖なる胎動』© 2024, BBP Immaculate, LLC. All rights reserved.

イタリアの修道院で暮らす敬虔な修道女のセシリア(シドニー・スウィーニー)は男性との経験がないにも関わらず、自分が妊娠していることを知る。同僚の修道女たちは彼女を次なる聖母マリアとして崇め、妊娠を祝うが、次第に周囲で不審な出来事が起こりはじめ、身の危険を感じたセシリアはやがて修道院に隠された信じがたい秘密にたどり着く――。

イタリアの美しい田園風景の中に慎ましやかに佇む教会の、清廉であるはずの暮らしの中で行われる不穏な儀式と正常さを失いそうになる不可解な出来事、そして血に濡れて絶叫するセシリアの姿に地獄の片鱗を除くことになる……。本作に掲げられた言葉“復活の儀式”とは何を意味するのか? 覚悟がある者だけがその答えを知ることになるだろう。

😱予告編が“72時間で1億900万回”超えの超期待作!


『THE MONKEY/ザ・モンキー』(R15+) 9月19日(金)より全国公開

「ホラーの帝王」ことスティーヴン・キングの短編を、『ロングレッグス』(2025年)でメガホンを取ったオズグッド・パーキンスが監督と脚本を務め映画化した『THE MONKEY/ザ・モンキー』。『ソウ』シリーズや『死霊館』シリーズで監督を務め数々のヒット作を生み出してきたジェームズ・ワンがプロデュースを手掛ける。

本国アメリカでは公開前から予告編の再生回数が72時間で1億900万回を超え、インディーホラーとして最高記録を更新(※アメリカ:2025/1/24時点)。そして公開を迎えるとマーベル作品『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に次ぐ2位のオープニング成績を飾っただけでなく、原作者スティーヴン・キングも映像化された本作に「狂気の沙汰だ」とコメントしたという、ファンキー・モンキー・ホラーだ。

『THE MONKEY/ザ・モンキー』© 2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

このイカレた物語は双子の兄弟、ハルとビル(共にテオ・ジェームズ)が亡き父親の遺品から、ぜんまい式のドラムを叩く猿のおもちゃを見つけてしまったことから始まる。やがて周囲で“不審な事故死”が相次いで発生するようになり、最初の犠牲はシッター、続いて母親までもが命を落とす。ハルは、ふたりが死ぬ前にこの猿がドラムを叩いていたことに関連があるのではないか? と気味悪がっておもちゃを切り刻んで捨てるが、壊されたはずの猿は、気づくと元通りになって戻ってきていた。母の死後に兄弟を引き取った伯父が“普通じゃない狩りの事故”で死んだことで、兄弟は猿を枯れ井戸へと葬るのだが……。

それから25年、ハルは“猿が戻ると身近な誰かが死ぬ”と思い、家族と距離を置いてビルとも疎遠になっていた。そんな中、今度は伯母が“気味の悪い事故”で亡くなり、遺品整理のために伯母の家を訪れたハルは、あの猿が再び戻ってきたことを確信する――。

猿によるバリエーション豊かなで突飛な殺戮によって次々と人が死んでいく残虐なホラーであると同時に、コミカルでポップな演出が光る意欲作。誰が死ぬかは、猿のみぞ知る……? 多様な殺人鬼と豊富な死にざまが描かれる『アンティル・ドーン』で酷暑を乗り切ったら、少し過ごしやすくなるであろう初秋にダメ押しで観たい逸品だ。

【関連記事】

おすすめの記事