小中学生のアイデアレシピ表彰 地産地消や食品ロス削減で工夫 名張
名張近鉄ガス(本社・三重県名張市桔梗が丘1、遠山雅夫社長)が主催する小中学生向けの「ばりっこクッキング2024レシピコンテスト」の表彰式が10月30日、同市鴻之台1の市防災センターで開かれた。
同社によると、以前から実施していた親子クッキングコンテストが新型コロナの影響で休止となる中、これまでと違った形で料理を通して食や地域に関心を持ち、健やかに成長してもらう機会を提供しようと、市内の小中学校に通う児童生徒を対象に、夏休みの課題としてレシピコンテストを初めて実施した。
「わが家の美味(おい)しいもん」をテーマに、地産地消のアイデアや食品ロス削減への配慮、家族が笑顔になれる、その家ならではの工夫、などが審査基準。家族の協力を得ながら食材を準備して実際に調理し、完成した料理の写真やイラストを応募する方法で、計468件の応募の中から小中3人ずつ入賞者が選ばれた。
入賞者と作品名は以下。
▽最優秀賞=「ひやわんもよろこぶごはん」中谷るりさん(薦原小2年)、「新鮮野菜夏バテ対策定食」石橋和仁さん(南中2年)▽ばりっこ賞=「わくわくカラフルランチ」田中陽向子さん(蔵持小5年)、「栄養満点おにぎらず」岩森晃志さん(赤目中1年)▽食品ロス削減賞=「しゅんをいろどるばりっこていしょく」前川雅仁さん(名張小2年)、「わが家の春巻き」大森結以さん(桔梗が丘中3年)
この日、同社の西野秀昭総務部長から賞状を受け取った入賞者たちは「実際に料理をしていて楽しかった」「これからも名張の食材を使って料理をしたい」「給食にもなっている郷土料理にも挑戦したい」などと感想を話した。