<義母、嫁のバッグ漁って泣く>夫「お前は冷たい」10万円立て替えていたのに……なぜ?【まんが】
私(セリナ)は32歳。夫のゴウと結婚して2年になります。隣町に住む60代の義母はひとり暮らしで、夫にきょうだいはいません。私たち夫婦は週末になるたび義実家へ行き、家事や買い物などを手伝って面倒をみていました。夫は女手ひとつで育ててくれた母親に恩返しがしたいのだそうです。義母優先の生活は大変ではありましたが、私は夫の気持ちを思って受け入れるようにしていました。しかし義母に病気が見つかると、とんでもない事実が発覚して……?
保険料すら滞納する義母に、病院の治療費を払う余裕があるはずもありません。関連する金額は10万円近くにのぼりました。きちんと手続きをすれば返ってくるお金もあるようですが、いったんウチがすべて立て替えることになりました。
夫は「平日に仕事なんて抜けられない」と言って都合をつけようともしません。それは私だって同じなのに……。けれどそう言うと逆に「お前は冷たいな」と責められてしまうのです。次第に夫の言動に違和感をおぼえるようになりました。
私がドリンクバーで2人分のコーヒーを用意している間、なんと義母は私の手荷物の中身を漁っていたのです。席に戻ってくると義母の手には、私がバッグにしまっていた病院の領収書やこれまでの支払い金額をまとめておいたメモが……。 夫からは「母さんが気に病むだろうから」と、私が支払った金額を伏せるように言われていました。もしかしたら義母はいくらかかっているのかずっと気にしていたのかもしれません。けれどまさか人のバッグを漁るなんて!? 思いがけない行動に、私は絶句してしまいました。
※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
「ズル賢い女だなッ」理不尽な夫に責められ……もう限界!
義母はずっと医療費がいくらかかっているのか気にしていたのでしょう。でもまさかバッグを漁るなんて……。おそらくその後すぐ、義母は夫に連絡をしたのでしょう。その日の夜、帰宅してきた夫に私は激しい口調で責められました。
大切な母親から「もう病院に行かない」「もう死んでしまいたい」なんて電話がかかってきたら、慌ててしまうのは分かります。けれど夫の口から出てきたのは、私を罵る言葉ばかり……。これまでの私の必死の努力はなんだったのでしょう。
夫からは「病人を苦しめるなんて最低だ」と責められました。けれど勝手にバッグを漁ったのは義母なのです。私は夫の分まで仕事を休んで送迎して、夫に代わってお金を立て替えてきただけ。わざと金額を知らせたなんて、そんなことありえません。 私は今まで精一杯やってきたと思います。しかし夫は私のことを「ズル賢いことをする女」だと思っているのですね。なんだかすべての頑張りがバカバカしく思えてしまいました。私に負担を強いたうえに悪者にしようとするのなら、これ以上夫と一緒にいる意味はありません。
※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
私ばっかり負担が多い生活……なら!「離婚した方がマシ」
夫はずっと「女手ひとつで育ててくれた母親に恩返ししたい」と言っていました。だから義母が病気になったときも「俺たちに任せて」と……。しかし私に言わせれば、何もかも妻に任せて自分が恩返ししたような気持ちになっていただけです。
あまりに理不尽な夫の態度に、つい「もう一緒にいられません」と言ってしまいました。そして口に出してみて気づいたのです。私にとっては離婚したほうが断然良いことに……。夫婦でなくなれば日々の労力や金銭的負担からも解放されます。
夫と結婚したからには、夫が大事にしている義母を私も同じように大事にしようと思いました。だから病院への送迎も治療費の立て替えも、仕方なく受け入れてきました。けれど私ばかり負担を強いられて、夫からはひとことの感謝の言葉もないのです。私は夫にとって都合のいい存在だったことが、今回のことでようやく分かりました。 夫も義母も、結局は自分のことしか考えていないのです。「母親に恩返しをしたい」なら、これからは私抜きでやっていってもらえたらと思います。だから今は離婚したことを後悔していません。
※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。