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タイガー魔法瓶が約3年間で9万本分以上のステンレスボトルの回収に成功 回収したボトルは再び製品へ

ELEMINIST

2021年10月より使用済みステンレス製ボトルの回収と再資源化を行なってきたタイガー魔法瓶株式会社は、2024年10月31日時点で、約93,400本分相当を回収したことを発表した。なお回収されたステンレス材は再び製品化されており、サーキュラーエコノミーを実現しようとしている。

タイガー魔法瓶株式会社がステンレスボトルの回収実績を発表 約3年間で9万本分以上の回収に成功

タイガー魔法瓶株式会社は、2021年10月より家庭やメーカー問わず実施してきた使用済みステンレス製ボトルの回収実績を発表した。

2024年10月31日時点で、同社の取り組みのパートナー数は20社、ボトルの回収ボックスの設置数は全国459箇所に達した。2024年単年の回収数は約6万本分相当となり、2021年10月からの累計回収数は約9万3400本分相当(約2万9900kg)にのぼるという。

なお、同社がステンレス製ボトルのサーキュラーエコノミー(循環経済)実現に向けて2020年に設定した目標は、「2030年までに使用済みステンレス製ボトルの回収率10%を達成すること」「リサイクル樹脂を使用したステンレス製ボトルの割合50%を実現すること」「企業・自治体・団体含むパートナー100社と協業すること」の3つである。

タイガー魔法瓶のサーキュラーエコノミー 不要なステンレス製ボトルが再び製品化されるまで

ステンレス製ボトルの回収ボックスは、全国の真空断熱ボトル販売店舗のほか、京都府亀岡市や大阪府門真市、東京都小金井市の市役所や学校などの計459箇所に設置されている。

回収されたステンレス製ボトルはリサイクル専門業社へ送られ、そこでボトル本体とせんに分別される。ボトル本体からはステンレス原料が、せんからはPP樹脂(ポリプロピレン)原料が再資源化される。

リサイクル業社専門にて回収されたステンレス原料は、ステンレスメーカーへ引き渡され、新たなステンレス材に。PP原料は樹脂製品メーカーへ引き渡され、タイガー魔法瓶の自社工場で使用される樹脂製ボックスに生まれ変わる。

再生ステンレス材は、同社の「真空断熱ボトル」など、さまざまなステンレス利用製品へと生まれ変わる。そして再製品化されたステンレス製ボトルは、再びリサイクルの輪の中へ。こうした取り組みの流れが、環境負荷低減と持続可能な経済成長を両立させるサーキュラーエコノミーの実現を担うだろう。

タイガー魔法瓶株式会社は、熱制御テクノロジーで世界を牽引するトップ企業として、“循環型モノづくり”の責務を全うすべく、今後もパートナーを増やしながら、回収ボックスの設置数拡大に尽力するという。今後の展開にも期待したい。

お問い合わせ先/タイガー魔法瓶株式会社
https://www.tiger-corporation.com

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