クラス内の「序列」が巻き起こす学園サスペンス・ミステリー『遺書、公開。』を英勉監督が実写映画化
陽東太郎のコミック「遺書、公開。」を『東京リベンジャーズ』の英勉が監督、脚本を鈴木おさむが担当。主演に吉野北人(THE RAMPAGE)、宮世琉弥、志田彩良、高石あかり、松井奏(IMP.)など注目の若手キャストが揃った学園サスペンス・ミステリー。
少しずつ明らかになっていく生徒の隠された心理と複雑な人間模様に映画のラストまで引き込まれること間違いなしです!
公開に先駆け、試写会に参加したSASARU movie編集部が見どころをレポートします。
「遺書、公開。」の気になるストーリー
1学期の春、2年D組のクラスへ送られてきた序列リスト。そこには担任と生徒24人分の「順位」が示されていました。誰が何のために決めたものなのか?犯人も理由も分からないまま半年が過ぎた時、誰もが羨む「序列1位」の人気者であった姫山椿(堀未央奈)が学校内で自殺をしてしまいます。
悲しみと混乱の中、自ら命を絶った彼女からクラス全員に遺書が届き、生徒たちは真相を知ろうとクラス内で遺書を公開することに。遺書は本当に姫山が書いたのか?全員の遺書が公開された時、明かされる真実とは?
序列が生み出した人間関係の歪みとリアル感のある生徒たち
学校だけでなく会社などグループ間で起きてしまう序列は決して他人事ではない社会問題。ましてや、リストがクラス全員に送信されてしまえば、誰もが意識してしまいますよね。序列に支配され、嫉妬や羨望、そして上位の生徒を利用しようとする者が現れてしまうことは必然。
そして気になるのが、序列リストを作った犯人の目的。遺書が公開されると共にその真相が明らかになる展開から目が離せません。
また、本作で注目したいのが序列によって狂い始めた2年D組の生徒たちの心の闇や欲望。姫山椿の彼氏で序列2位の赤﨑理人(松井奏)や親友で序列3位の御門凜奈(高石あかり)、冷静沈着な序列16位の千蔭清一(宮世琉弥)、人間観察が趣味で序列20位の廿日市くるみ(志田彩良)、それほど序列を気にしていないが自殺の真相に興味を持つ池永柊夜(吉野北人)など2年D組の生徒たちは現実でもクラスにいそうなキャラクターたち。自分が2年D組の生徒であれば、どのように考えて行動するのかを想像しながら観ていくのもおすすめです。
序列1位の姫山椿はなぜ死を選んだのか?
謎解きをするように生徒ひとりひとりの行動や思惑が明らかになると同時に、なぜ1位の姫山椿は死を選んだのか様々な憶測が飛び交います。序列1位で誰にでも優しく人気者だった彼女には人に言えない悩みがあったのか?1位らしく振る舞わなければというプレッシャーがあったのでは?次第に明らかになる姫山椿の悩みや人間関係。予想できない驚愕の真相にきっとあなたも驚くはず。
実写映画でしか見られない「2-D」の24人
原作を読破している方は、映画とコミックスの違いを楽しむのもポイントです。「池永」や「椿」が動いているという、空気感は間違いなく「2-D」そのもの。「原作通り!」と思うシーンもありますが、オリジナル要素もしっかり盛り込まれ、原作者が思わず嫉妬したというほどストーリーに魅力をプラスしています。
物静かでマイペースな25位の山根裕基や控えめながらも存在感を放つ18位の名取恭四郎が印象的でした。
ロケは実在する学校を使って行われ、映画を見た人も「2-D」の一員かのような気分になれますよ!
監督は2008年『ハンサム★スーツ』で映画監督デビュー、『貞子3D』シリーズ、『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』、『東京リベンジャーズ』シリーズなどで人気を誇る英勉。
一度では複雑なストーリーや登場人物の動きを完全に理解しきれないかもしれません。ぜひ、劇場で何度も観てみてください。
「遺書、公開。」基本情報
出演:吉野北人 宮世琉弥 志田彩良
松井奏(IMP.) 高石あかり 堀未央奈 忍成修吾
上村海成 川島鈴遥 荒井啓志 松本大輝 星乃夢奈
榊原有那 藤堂日向 菊地姫奈 大峰ユリホ 阿佐辰美
兼光ほのか 日高麻鈴 大東立樹 金野美穂 鈴川紗由
浅野竣哉 青島心 楽駆
(※高石あかりさん、日高麻鈴の「高」は正式には「ハシゴの高」)
原作:陽 東太郎「遺書、公開。」(ガンガンコミックスJOKER/スクウェア・エニックス刊)
監督:英勉
脚本:鈴木おさむ
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/ishokoukai-movie/