手入れのされた枯山水に映える「躑躅色」を楽しんで 清涼寺心月院の「霧島ツツジ」が見ごろを迎えています 三田市
西山にある清涼寺心月院（三田市）で「霧島ツツジ」が見ごろを迎えています。境内自由で拝観無料。
本堂を望む枯山水庭園には、霧島ツツジ・久留米ツツジ・平戸ツツジなどが植栽されており、現在は霧島ツツジが咲き誇っています。
ピンク色に美しく染まったツツジの生垣に、規則正しい砂紋を描く白砂が映えて、その風景には息を呑むほど。キレイに刈り込まれたツツジは観る人の心を和ませてくれます。
静寂の中には”ししおどし”のカーン、カーンという音が響き、心地よい緊張感が。
三田藩主九鬼家の菩提寺である同院には歴代藩主やその家族が眠る墓所や、戦後日本の礎を築いた日本の首相 吉田茂の右腕として活躍した白洲次郎と、その妻で随筆家の正子も眠る墓所があることでも有名です。
本堂内も見学自由で、書道家でもある児島住職が書いた「抜き文字」作品などが展示されているほか、三田藩主 九鬼家や、白洲次郎に関する資料などが展示されています。
＜記者のひとこと＞
三田にもこんなにステキな枯山水の庭園があるなんて！椅子に座って華やかなツツジの生垣と白砂が描く砂紋をぼーっと眺めていると禅の世界へ誘われそうです。
見ごろ
4月末頃まで
場所
清涼山心月院
（三田市西山2-4-31）
入山時間
10:00～16:00
TEL
079-562-4310
駐車場
あり（無料）
備考
JR・神戸電鉄 「三田駅」より徒歩約20分