ジェームズ・マカヴォイ主演『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』12月13日、日本公開決定 ─ 北欧最狂ヒューマン・ホラー『胸騒ぎ』リメイク
『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』ブラムハウス・プロダクションズの最新作『Speak No Evil』が、『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』として2024年12月13日に日本公開されることが決定した。主演はジェームズ・マカヴォイ。予告編映像が届けられている。
第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるやいなやアメリカで大きな話題となり、世界中の映画祭を席巻した、デンマーク発のホラー映画『胸騒ぎ』(2024年5月10日に日本公開)のリメイク作品。バカンス先でイギリス人のパディ(マカヴォイ)とキアラ(アシュリン・フランシオーシ)と意気投合したアメリカ人夫婦のベン(スクート・マクネイリー)とルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)は休暇が終わった後、パディの自宅に招待されることに。しかしバカンス中とは一転、パディや彼の家族も、自宅も不穏な雰囲気がつきまとっていて…。全米では9月13日(金)から3375館で上映され、金・土・日で約1150万ドルを稼ぎ、週末興行ランキングで初登場2位を記録した。
予告編に登場するのは、アメリカ人一家のベン(スクート・マクネイリー)、ルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)と娘のアグネス(アリックス・ウェスト・レフラー)。旅行先で、パトリック(ジェームズ・マカヴォイ)、キアラ(アシュリン・フランチオージ)の一家と親しくなり、週末の休みに自宅へ招待される。
到着したのは人里離れ、隣家も居ない静かな場所に存在する一軒家。自然を散策したり食事を楽しんだりして過ごしていたが、次第にパトリック一家の“おもてなし”に小さな違和感を抱き始める。ベジタリアンだと宣言するルイーズに「とっておき」の肉料理を強要したり、医者だと言っていたパトリックが「僕は医者じゃない」と真顔で言い放ちながら、冗談だと笑ったり。そアグネスとパトリック息子・アント(ダン・ハフ)が食事会で微笑ましくダンスを披露すると、アントだけに「違う!」と怒鳴り厳しく指導するなど、徐々にパトリック一家の狂気的な一面が垣間見えてくる。
「おかしい」と感じ始めたベンとルイーズ、アグネスは、パトリック一家にバレないようこっそり家を出ようとするが、病気で会話をするのが難しいと聞いていたアントの異変や、さらに邸宅内に隠された驚愕の事実も発覚。映像のラストには“口には出せない”衝撃的な瞬間の数々がフラッシュカットで映し出されている。一体、パトリックとキアラ、そしてアントに隠された“おもてなし”一家の秘密とは。
主演には、第59回英国アカデミー賞で初のライジング・スター賞を受賞し、ブラムハウス作品では『スプリット』、『ミスター・ガラス』に続く3度目のタッグとなるジェームズ・マカヴォイ。手厚くおもてなしをする夫のパトリックを圧倒的な狂気で熱演している。そんなマカヴォイの脇を固めるのは、パトリックの妻キアラ役にアシュリン・フランチオージ(『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」シリーズ)、おもてなしを受けるアメリカ人一家の夫・ベン役にスクート・マクネイリー(『アルゴ』『ジャッキー・コーガン』)、妻・ルイーズ役にマッケンジー・デイヴィス(『ターミネーター:ニュー・フェイト』、 「ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心」シリーズ)、娘のアグネス役をアリックス・ウェスト・レフラー(『グッド・ナース』、「リバーデイル」シリーズ)、そしてパトリックとキアラの一言も話さない息子アント役には新人のダン・ハフが抜擢された。
監督・脚本を務めたのは『バイオレンス・レイク』(2008)や『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2012)、「ブラック・ミラー」シーズン3(2016)のエピソード「Shut Up and Dance」などを手がけたジェームズ・ワトキンス。ワトキンスはイギリス・グロスターシャーで行われた本作の撮影を「ちょっと常軌を逸したサマーキャンプのようでした」とジョークを交えてコメントしている。オリジナル作品の監督クリスチャン・タフドルップはブラムハウス・プロダクションのジェイソン・ブラムとともにリメイク作品の製作総指揮に加わっている。
アメリカでは公開直前の現地時間9月9日夜にニューヨークのDGAシアターでプレミアが開催され、主演のジェームズ・マカヴォイ、マッケンジー・デイヴィスら主要キャストと製作のジェイソン・ブラム、監督・脚本を務めたジェームズ・ワトキンスらスタッフが集結。製作のジェイソン・ブラムは「昨今、人は相手を喜ばせようとし過ぎているところがあると思う。それは本作の興味深いテーマ(側面)」と人々の“おもてなし”にフォーカスを当ててコメント。異常な家族の父パトリックを演じたジェームズ・マカヴォイは「彼を演じるのはとても楽しかった。明らかに悪い人間だが、面白くて奇妙で魅力的だ。綱渡りをするような緊張感もあったが、良い作品になった」と自信を見せた。
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『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は2024年12月13日に日本公開。