1300円でどう変わる? 冷凍たこ焼きをおいしくするという「たこチン君」を使ってみた結果
ここ数年で市場を拡大している冷凍食品業界。多くの店舗で売り場が増え、商品の選択肢も豊富になった。
保存が効くし、味もよし。それで安いから人気なのだが、ネットサーフィンしていたら冷凍たこ焼きをおいしくするという「たこチン君」なる商品を見つけた。これマジで!?
・冷凍たこ焼きを美味しくするアイテム
そう思うと同時に名前の響きでとりあえず欲しくなり、物は試しでいっちょ使ってみることにした。同商品は株式会社タイガークラウンというところが出しており、なんと容器に入れてレンチンするだけでOKらしい。
そんだけで劇的に変わるなら苦労はしないよ……とも同時に思ったが、値段はAmazonで1331円(2025年3月24日時点)とそんなに高くないし失敗しても許せる範囲。もし本当においしくなるなら、逆に安い買い物だと言えるかもしれない。
ポチって数日後、届いた箱を開けると中身はこんな感じで結構シンプルな作り。サイズの方は260×240×55mmとのことで、ちょうどレンジにすっぽり入るくらいだ。
こちらでやることはたこ焼きを並べてフタするだけ。あとはレンジ、そして「たこチン君」に丸投げでOKである。
たこ焼きはMAX16個まで入るから「たこパ」もどんとこい。ちなみに使うかどうかさておき、「たこチン君」の4角にはソースを入れるスペースが用意されていた。
・「たこチン君」の実力は
それでは、実際に使ってみよう。今回、比較するため「たこチン君」とそのまま解凍したたこ焼きを食べ比べてみた。
どちらも指定された時間温めて並べたのがこちら。見た目的に大きな違いはない。この感じだとそんなに変わりそうにないな……と思いきや!
軽い気持ちでたこ焼きツンツンしてみたら、「たこチン君」を使ったものは明らかにフワッとした弾力を感じる。対して解凍したたこ焼きはラップを使っていないからだろうか、少しばかりパリッとしていた。
この時点でぶっちゃけ期待以上。これはもしかして……と思う自分がいたが、結論を下すのは肝心のお味を確かめてからだろう。まずは普通に皿で温めた方から食べてみる。
触ったときのパリッとした感触同様、口の中に入れても皮の「パリッ」が顔を出す。とはいえ、これはこれでおいしいし、解凍するだけでここまで仕上げられることに技術の進歩を感じる。
続いて「たこチン君」を使ってみたたこ焼きはどうだ。思い切って丸ごと食べてみると……ほほほぉ〜い!
かなり別物になっていたから驚いた。芯から温まっているというか、1つのたこ焼きが全体的にフワッとしていて……なんならタコも熱の帯び方が違うような気さえした。
一言で表現するならホカホカ。日頃から冷凍たこ焼きをストックしている人、それからフワッとしたたこ焼きが好きなら気に入るだろう。ちなみに……!
・シュウマイver
この「たこチン君」、実はシュウマイでも使えるらしい。たこ焼き以外でもOKなら、食卓でかなり活躍してくれそうな気もする。
せっかくなのでたこ焼き同様、シュウマイもそのまま加熱しただけのものを用意。そして食べてどうだったかというと、肉のほどけ具合が違う……ような気がした。
正直に申し上げると、たこ焼きほど差はないというのが個人的な見解だ。数多く食べる場合は使ってもいいかなってなくらいの差……というか、元から冷凍シュウマイのレベルが高くて差を敏感に感じとれなかった。
てなワケで、たこ焼きに関しては頻繁に食べるなら推せる内容だった「たこチン君」。同じレンジに放り込むという行為でも味が全然違うから、ホカホカタイプが好きなら試してみてはどうだろう。
個人的には気に入っており、検証でのたこ焼きは即完食。なんなら大容量の冷凍たこ焼きを追加で買ってしまった。今後、長く活躍してくれるのを期待している。
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.