形状と環境配慮に評価 新造船がグッドデザイン賞
猿島航路を運航する(株)トライアングルが今年4月に投入した新造船「NEWKUROFUNE」(全長20・90m、全幅7・10m)=写真=が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2024年グッドデザイン賞ベスト100に選ばれた。
丸みを帯びたユニークな形状とペリーの黒船をモチーフにした船体カラーに加え、船尾に取り付けられたアップサイクルのオブジェにまつわるストーリーなどが評価された。オブジェは、観光客や横須賀市民の協力で集めたアルミ缶を再資源化して制作したもので、自然環境保護の取り組みを視覚化して発信している。
グッドデザイン賞は、国内で唯一の総合的なデザイン評価と推奨の仕組み。社会課題の解決にデザインを生かす目的で毎年実施されている。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴とされている。