じつは常温NGだった!「冷蔵保存」すべき“3つの食品”→「カビる前に対策して」「まあいいかは危険」
「これって常温でよかったっけ……?」とキッチンで悩む食品はありませんか? その保存方法、じつは間違いかもしれません。大丈夫だと思い込むのは危険。常温だと、風味が落ちたり傷みやすくなったりする場合もあるんです。ここでは、意外と知られていない「冷蔵庫に入れるべき食品」を3つご紹介します。
1.梅干し
塩分が強いイメージのある梅干しは、常温でも問題なさそうな気がしますよね。もちろん、塩分濃度が高い梅干しは常温保存でも問題ありません。しかし、濃度が低い場合は、冷蔵しないと劣化しやすいため常温NGです。
具体的には、「はちみつ漬け」や「調味梅干し」などがこれに当てはまります。市販の減塩梅干しも同じく、冷蔵保存は必須です。
2.食パン
食パンは常温保存が一般的ですが、夏場や梅雨時は湿度が高く、開封後1~2日でもカビが発生する場合があります。
気温・湿度ともに上がっていくこれからの季節は、食パンは冷凍保存が安心です。1枚ずつラップで包み、チャック付きの密閉袋に入れて冷凍すれば、カビの発生は防げます。風味や食感を保てるうえに凍ったままトースターで焼けるので、冷凍しても手間はかかりません。
3.カレー
一晩寝かせるとおいしいカレー。しかし、鍋のまま常温で放置するのは絶対にNGです。ウェルシュ菌などの細菌が繁殖し、食中毒の原因となることがあります。
特に夏場は劣化が早いため、要注意。異臭がする、糸が出ている、味がおかしいなどの異変がある場合、気にせず食べると体調不良を引き起こすおそれがあります。
せっかくつくったカレーがムダにならないよう、粗熱がとれたらすぐに冷蔵保存してくださいね。
「常温で大丈夫」の思い込みはNG
常温で保存できそうな食品も、季節や環境によって傷みやすい場合があります。これからやってくる梅雨・夏は、1年の中でも特に高温多湿になる季節。食品が傷みやすい時期に入る前に、正しく、安全に保存できているか見直してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア