【コメ高騰】まいばすけっと最安のブレンド米「二穂の匠」はどんな味? 食べてみた正直な感想
主食だけに我々の財布を直撃しているコメ高騰問題。国産ブランド米が4000円をゆうに超える中、注目されているのが輸入米である。本サイトではこれまで業務スーパーのカルローズ米、西友の台湾米と輸入米を味見してきたが……
最近まいばすけっとで販売が開始された『二穂の匠』は、そんな輸入米と国産米のブレンド米であるらしい。ブレンド米と言えば、トライアル最安の『北海道のお米』は国産のみのブレンド米だったけど、輸入米と国産米のブレンドはまいばすけっとだけ。というわけで、食べてみることにした。
・ブレンド比率
まだ販売されていない店舗もある『二穂の匠』。探し出してみたところ、価格は2025年3月26日現在5kg税込3670円で、その店舗で最安の米であった。
袋には米国産国産ブレンドと書かれている。二つの故郷を持つ米なので『二穂の匠』らしい。原料玄米の表記は「複数原料米」で、米国産8割、国内産2割の比率でブレンドされているようだ。
・ふっくら感
国内産が2割だけということも関係しているかもしれないが、米の見た目ではブレンドされているということすら判別できない。
ところで、アメリカ産と言えば、現状、中粒種のカルローズ米が有名だ。そして、私(中澤)はこの1カ月間、カルローズ米が家ご飯となっている。で、これは種類的な個性の違いだと思うのだが、カルローズ米は粒立ちが良い替わりにふっくら感が日本米より少ない。食べまくっているとふっくら感が恋しくなるのである。
だが、炊きあがった『二穂の匠』を食べてみると、このふっくら感が割合ちゃんと感じられた。粒立ちも良く、これまで食べた中で言うと、むしろ西友の『台湾産米むすびの郷』に近い。これはブレンドの力なのか、それとも……
そこで業務スーパーのカルローズ米と粒を並べて見比べると、米粒が小さいように感じられた。ひょっとしたら、『二穂の匠』の米国産米はカルローズ米じゃないのかもしれない。専門家じゃないのでちょっと細かい判別はできかねるけれど、その可能性を考えるほどにふっくらしていたということを追記しておきたい。
・様々な声
というわけで、個人的には問題ない味。むしろ、これはなかなかイケるのではないか? 各スーパー最安の輸入米に慣れ親しんだ私的にはそう思ったのだが、編集部メンバーに食べてもらったところ以下のような指摘が聞かれた。
砂子間正貫「香りがちょっと気になった」
和才雄一郎「確かに。保温で置きすぎたみたいな感じの香りがするかも」
あひるねこ「甘みがちょっと低い気がする。とは言え、問題というほどじゃないですけど」
──普段、輸入米を口にしない勢は思っていたより気になる点があるみたい。一方で、ご飯好きのGO羽鳥からは以下のような意見も。
GO羽鳥「みんなが言ってることも分かるけど、これ多分、おにぎりには逆に良いかも。試しに塩をかけてみたら凄く合ってるんだよ。おにぎりにしたら絶対合うと思う」
・備蓄米出荷開始
なんならおかわりするGO羽鳥。やはり主食だけに人によって色んな角度のこだわりがある。それは本記事にたどり着いた人も同様かと思うので、自分に合うポジションの人の声を参考にしていただけると幸いだ。
なお、政府が進めている備蓄米はついに出荷が開始した様子。時事通信によると、4月上旬には備蓄米の本格的な流通が始まる見通しだそうな。春の嵐吹き荒れる米事情。来週からの変化に期待したい。
参考リンク:時事通信
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.