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小田原文学館 川崎長太郎の貴重資料公開 自筆原稿も  8月6日から

タウンニュース

押印された俳句色紙と「しほざゐ集」の原稿を紹介する学芸員の山口博さん

小田原市出身の小説家・川崎長太郎(1901〜85)の貴重資料の特別公開が8月6日(火)から小田原文学館本館で開催される。生前未発表に終わった俳句連作「しほざゐ集」など自筆原稿や落款印など10点が展示される。

川崎長太郎は「抹香町」「伊豆の街道」など小田原を題材にした作品を数多く世に送り出してきた私小説家。本業の傍らで、俳句もたしなんでいたことで知られる。早川の真福寺境内に代表句「春きたる海辺のみちで鳥のまね」が刻まれた文学碑も建立されている。

小田原市の図書館と交流が深く、川崎の死後、市が多くの資料を保管。今回の展示では、俳句をテーマに立秋やその後の情景を詠んだとみられる15句の俳句連作「しほざゐ集」の自筆原稿を市として約20年ぶりに公開する。同集は当時、小田原の文化雑誌で掲載を予定していたが発行されず、死後に別の雑誌で発表された逸話もある原稿。また、資料を整理する中で、数年前に自作の俳句色紙への押印が確認された落款印(印文「長太郎」)も展示する。

企画した学芸員の山口博さんは「落款印は川崎が亡くなる直前に作ったもので、使う機会が少なかったと推測される。色紙とセットで展示されるのは初めてではないか」と話している。特別公開は9月16日(月)まで。入館料250円(小・中学生100円)、月曜休館(祝日の場合翌平日)。

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