水道代の節約につながる。「トイレ」の今すぐできる“3つの節水術”
節約生活スペシャリストの三木ちなです。電気代の影に隠れている「水道代」。じつは、来年度より水道料金の値上げを発表している自治体は少なくありません。今のうちから節水を心がけると、家計の負担を軽減につながります。ここでは、今すぐできる「トイレの節水術」をご紹介します。
(1)小レバーを賢く使う
トイレの「大・小レバー」は使い分けていますか? 大と小では流れる水量が異なるため、賢く活用すると節水につながります。
大・小レバーのただしい使い方は、以下です。
・大レバー:トイレットペーパーを使用したとき
・小レバー:ペーパーなどの固形物を流さないとき
トイレットペーパーを使うとき、つまり液体以外のものを流すときはすべて「大レバー」を使用します。
このとき「小レバー」を使うと、水量が足りず詰まるの原因になるため避けましょう。
逆に、トイレットペーパーを使っていないときは小レバーで十分です。
節水型ではない一般的なトイレの場合、「大レバー:6~8L」「小レバー:4~6L」の水が流れます。
大と小では水量が2Lほど変わりますので、固形物を流さないときは小レバーを使うと節水につながりますよ。
(2)2回流さない
音消しのために「二度流し」をする習慣はありませんか? これ、かなりもったいないです。本来流さなくてもいい水を垂れ流すことと変わりません。
音が気になる場合は、丸めたトイレットペーパーを便器内に置き、紙にあたるように用を足すと音が小さくなります。
スマートフォンでも、音消し用のアプリがいくつかありますので、こちらを活用するのもひとつです。
(3)トイレ掃除をスポンジに変える
節水するには、トイレ掃除のやり方を変えてみるのもひとつ。
ペーパーを流すと大レバーが必須になりますが、「流せるタイプ」をやめれば水の量はぐんと減ります。
わが家は流せるトイレブラシを捨てて、スポンジの直洗いに買えました。便器は使い捨てのダスターで拭いているので、掃除し終えたらゴミ箱へ。トイレで紙を流さずに掃除を終えるため、「小レバー」だけで事足りています。
少し意識するだけで節水になる
毎日使うトイレだからこそ、”チリツモ”の節水でも効果があります。
レバーの使い方や掃除方法をを少し変えて、水道代の削減につなげてください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア