初めて眼鏡をかけた生後7か月の女児 はっきりと見えた瞬間の表情に感涙(米)
いつも首をかしげて物を見ていた女児が先月、生後7か月にして初めて眼鏡をかけ、母親の顔や周りの様子をはっきりと見ることができた。女児が“見えること”を認識した瞬間の姿を捉えた動画はTikTokでシェアされて話題となり、米ニュースメディア『Good Morning America』などが伝えて拡散した。
“生まれて初めてはっきりと見えた世界”に浸っている様子の女児。感動の動画はこちら
アメリカに住むダナ・デットマーさん(Dana Dettmer)が先月8日にTikTokでシェアした、娘のピタちゃん(Pita)の動画は、日本時間今月14日の時点で再生回数が750万回を超えた。
動画は、当時生後7か月だったピタちゃんが初めて眼鏡をかけた瞬間の姿を捉えたもので、ダナさんに抱っこされたピタちゃんに、店のスタッフがピンクの縁の眼鏡をかけた。
ピタちゃんは、眼鏡をかけられるのを嫌がっているように見えたが、眼鏡が顔にピタリとフィットするとまず、目の前のダナさんを凝視し、目をクリクリさせて固まった。
そして数秒後、今度は隣にいるスタッフに目をやり、口をモゴモゴさせながら辺りを珍しそうに見回した。そして再びダナさんを見つめると笑顔を見せ、しばらくの間“生まれて初めてはっきりと見えた世界”に浸っているようであった。
ダナさんによると、ピタちゃんは首を頻繁にかしげる癖があったそうで、小児科医に相談したところ、「カイロプラクターに診てもらうといいですよ」とアドバイスされた。ところが何度か診察を受けてもピタちゃんの癖は治らず、目の異常を疑ったという。
実は検眼医のもとで働くダナさんも、赤ちゃんの頃から眼鏡をかけていたそうで、当時のことをこのように語った。
「ある日のこと、検眼医に娘のことを話してみたの。すると彼はこう言ったのよ。『あの子が首をかしげるのは、目がよく見えないことを必死に補おうとしているからかもしれない。一度視力を検査してもらうことが賢明だよ』とね。それで早速、娘の視力を検査してもらうことにしたの。」
「すると予想通り、ピタには矯正レンズが必要なことが判明して。眼鏡をかけることで症状が改善することが分かったの。」
TikTokに投稿されたピタちゃんの“初めての眼鏡”の動画には、次のような温かいコメントが寄せられた。
「初めて眼鏡をかけて、周りがはっきりと見えることが分かった瞬間の表情にドキっとしてしまったわ。」
「私は涙が溢れて止まらなかった。」
「私は35年間も眼鏡店で働いているけど、子どもたちが初めて眼鏡をかける瞬間が大好き。両親と一緒にいつも泣いてしまうの。」
「なんて美しい瞬間なのかしら!」
「赤ちゃんが初めて物を見たり、聞いたりする瞬間はどうしても見てしまうわ。」
「心があったかくなるね。」
「笑顔が最高だね!」
なおダナさんはその後、ピタちゃんがネブラスカ州オマハの「ヘンリー・ドアリー動物園&水族館(Henry Doorly Zoo and Aquarium)」を訪れた際の動画をTikTokに投稿しており、動物たちを間近で見て満面の笑みを浮かべるピタちゃんの姿は、多くの人に笑顔をもたらした。
ちなみに昨秋には、米ニュージャージー州の「フォーカス・アイ・ケア・PC(Focus Eye Care PC)」のInstagramに、目に障がいがあるローガン君(Logan)が初めて眼鏡をかける様子が投稿されて話題になった。ローガン君はその瞬間、ママの顔をはっきりと確認し歓喜の表情を浮かべていた。
画像は『danamarie.711 TikTok「When youre 7 months old and can finally see」「We love @henrydoorlyzoo」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)