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婚活は行政が親や祖父母もサポートする時代!? 静岡県で初の保護者向けセミナー開催へ

Shizuoka

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■結婚希望者の保護者からもサポートセンターに問い合わせ

静岡県と県内市町が運営する公的な結婚支援拠点「ふじのくに出会いサポートセンター(通称:しずおかマリッジ)」が8月25日、結婚希望者の保護者に向けたセミナーを開催する。行政による婚活事業は全国的にも一般的になっているが、結婚のサポートは両親や祖父母まで対象が広がっている。

結婚するかどうかは個人の選択である一方、国や行政は少子高齢化の解決策として婚活事業を進めている。未婚や晩婚化は、国内の社会問題として捉えられている。

全国の動きと同様に、静岡県内でも行政が婚活事業を展開している。出会いの場を設けたり、専門家を招いた講演を開催したりしている。

そんな中、ふじのくに出会いサポートセンターは両親や祖父母を対象にしたセミナーを開く。結婚を希望する本人だけではなく、保護者からの問い合わせがきているという。実際、保護者から後押しされて婚活を始める人も多いことから、今回初めての開催となった。

セミナーでは静岡県の少子化や結婚に関する現状、公的な結婚支援拠点について説明する。また、婚活事例の紹介など、ふじのくに出会いサポートセンターのリアルを相談員が伝えるという。

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■サポートセンターの会員登録者 58件が結婚

ふじのくに出会いサポートセンターは若者の結婚を支援する拠点で、県と市町が運営している。会員に登録すると、マッチングシステムで希望の相手を探すことができる。専門のスタッフから交際期間中の過ごし方や結婚後の生活設計などについてアドバイスを受けられる。会員向けのイベントも開催している。

会員は20歳以上の独身者が対象で、全体の約3割が家族・友人・職場からの紹介で登録している。

ふじのくに出会いサポートセンターでは2022年1月から会員を募集し、今年6月末時点で5534件のお見合いが成立している。そのうち、301件で交際に発展し、58件は結婚につながっている。

結婚希望者の両親や祖父母に向けた初のセミナーは8月25日午後1時半から2時半まで、静岡市にある東海シグマで開催される。応募締め切りは8月19日で、定員は先着30人となっている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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