【道具・場所別】ガムの取り方8選!外出時に使えるアイデアも紹介
ガムの上手な取り方をチェック!
「外出時にうっかりガムを踏みつけてしまった」「家の床にガムが張り付いてしまった」……そんな経験は誰にでもあるもの。そんなときに知りたいのが、適切なガムの取り方ですよね。
そこで本記事では使用する道具や付着した場所に分けて、ガムの上手な取り方を解説。簡単に試せるアイデアばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. 氷やコールドスプレーを使ったガムの取り方
ガムは冷えると固まる性質があります。この性質を活かし、氷やコールドスプレーなどを使ってガムを取る方法です。これはガムの取り方のなかでももっともオーソドックスなもので、まずはじめに試してほしい方法。靴や衣類はもちろん、床に付いたガムを取るのにおすすめです。
ガムの取り方
用意するもの(氷を使う場合)
氷
ポリ袋
歯ブラシ
手順
ポリ袋に氷を入れる
ガムが付着した箇所に氷入りの袋を10分ほど当てて冷やす
固くなったガムをはがす
ガムの残りカスを歯ブラシなどでこすって取る
ポイント
取り切れなかったガムの残りカスは、使い古しの歯ブラシなどを使い、やさしくこすりながら取っていきましょう。
外出時にこの方法を実践したい場合は、コンビニやスーパーで氷を購入するといいでしょう。コールドスプレーがある場合はそれを使用して冷やしてもOK。氷の代わりに保冷剤を使用してもいいですね。
2. 油を使ったガムの取り方
油にはガムを溶かす性質があります。ガムとチョコレートを一緒に食べると、ガムが溶けるという現象は広く知られていますよね。この性質を活かせば、ガムを簡単に取ることができるんです。この方法は衣類に付いたガムを取るのにおすすめですよ。
ガムの取り方
用意するもの
油(サラダ油、オリーブオイルなど)
ティッシュ
歯ブラシ
手順
油をガムが付着した箇所に数滴垂らして5分程度放置する
やわらかくなったガムを、ティッシュなどを使いゆっくりとはがす
残ったガムは歯ブラシでこすって取る
ティッシュで拭き取る
ポイント
油はサラダ油やオリーブオイルなど、家庭にある油を使えば大丈夫です。ただ服やカバンに付いたガムをこの方法で取る場合、油染みができてしまう可能性があります。ガムを取ったらすぐに中性洗剤などできれいにしましょう。
3. アルコールを使ったガムの取り方
油と同様、アルコールにもガムを溶かす性質があります。消毒用アルコールのほか、ウイスキーもガムを取るのに使えますよ。紹介するのは衣類や布製品に付いたガムを取るのにおすすめの方法。アルコールでガムを溶かし、当て布に移して取っていきますよ。
ガムの取り方
用意するもの
アルコール
コットン
布
手順
ガムが付着している部分に乾いた布を当てる
コットンにアルコールをしみ込ませる
ガムが付着している部分を当て布の裏側から叩く
(ガムが溶けて、徐々に当て布に移っていく)
ガムが取れたら洗濯する or もみ洗いする
ポイント
ウイスキーを使う場合、なるべく度数が高いものを使うとガムを取りやすいのでおすすめです。ただウイスキーを使うと服に色が移るおそれがあります。色移りが心配な場合はウイスキーではなく、消毒用アルコールを使うようにしましょう。
4. 除光液を使ったガムの取り方
※画像はイメージです
マニキュアを落とすための除光液にもガムを溶かす性質があります。除光液に含まれる「アセトン」という物質が、ガムを溶かしてくれますよ。基本的な手順は油を使う方法と同じ。こちらの方法は服や布製品などに付いたガムを取るのにおすすめです。
ガムの取り方
用意するもの
除光液
ティッシュ
歯ブラシ
手順
除光液をガムが付着した箇所に数滴垂らして2~3分程度放置する
やわらかくなったガムを、ティッシュなどを使いゆっくりとはがす
ガムが付いていた部分を歯ブラシでやさしくこする
ティッシュで拭き取る
(細かいガムが残った場合は洗濯をする、中性洗剤を使ってもみ洗いをする)
ポイント
屋内で除光液を使うときは換気をおこなうことが大事。窓を開けたり換気扇を回したりして、空気がこもらないようにしましょう。場合によっては気分が悪くなってしまうこともあるので、十分に注意してくださいね。
5. 靴に付いたガムの取り方
靴の裏に付いたガムの取り方には、上記のように冷やしたり、溶かしたりする方法のほかにも、レシートやポケットティッシュの袋を踏み付ける方法もあります。出先で氷や油、アルコールなどを用意できない場合は、これらの方法を試してみましょう。
レシートを踏み付ける方法
手順
レシートの印字されている面(ツルツルした側)をガムに押し当てる
しっかりと体重をかけて踏み付ける
レシートをゆっくりとはがしながらガムを取る
レシートは感熱紙という素材でできていて、とくに印字面はツルツルとしています。凹凸がないため靴裏に比べてガムがくっつきやすく、ガムを取るのに有効なんです。
ただしこれはガムを踏んでから間もないときに有効な方法。時間が経って取りにくい場合は、上記の冷やしたり溶かしたりする方法を試してみてください。
ポケットティッシュを踏み付ける方法
手順
ポケットティッシュの裏側(取り出し口の反対側)を表にして地面に置く
ガムが付いた靴裏を押しつけ、体重をかけて踏み付ける
そのまま10分歩く
ティッシュの袋をゆっくりとはがす
この方法もレシートと同様、ティッシュの袋がツルツルとしていることを利用しています。踏み付けてから10分ほど歩くことで、ガムがより取れやすくなりますよ。
こちらも応急処置的な方法なので、時間が経ってガムが取れにくい場合は別の方法を試してみてください。
6. 床に付いたガムの取り方
床に付いたガムは冷やしてから、ヘラなどを使って削り取るのがおすすめ。それでも取れない場合は、消毒用アルコールなどを使って溶かしてから取りましょう。シミや色落ちの心配があるので、まずは冷やして取る方法を試すのが無難です。
ガムの取り方
用意するもの
氷
ポリ袋
ヘラ、カード
床を拭くためのぞうきん、布
(冷やしても取れない場合)消毒用アルコール
手順
ポリ袋に氷を入れ、ガムが付いた箇所に置いて5分ほど放置する
冷やし固めたガムをヘラ、カードなどで削り取る
ガムが取れたらぞうきんで床を拭く
2まで試して取れない場合は、ガムが付着した箇所にアルコールをなじませる
しばらく時間を置いてからぞうきんなどでガムを拭き取る
ポイント
フローリングなどツルツルした床の場合は冷やし固める方法でほとんど取ることができますが、カーペットや畳などはそれだけだとむずかしいことも。
アルコールを使う際は、あらかじめ床の端や目立たない場所でシミが付いたり色落ちしたりしないか確認してから実践するのがおすすめです。
7. 車のシートに付いたガムの取り方
車のシートにガムが付いたときにおすすめなのはガムテープを使う方法です。車のシートは掃除しにくく、アルコールや油を使って溶かす方法は試しにくいもの。そんなときはガムを冷やしてから、ガムテープで取る方法を試してみましょう。
ガムの取り方
用意するもの
ガムテープ
氷
ポリ袋
ティッシュ
手順
ガムの大きな塊をティッシュで取る
残った部分に氷が入った袋を5分程度押し当てる
ガムテープをベタベタと貼り付けながら、ガムの残りかカスを取っていく
1回で取り切れない場合は、2~3を繰り替える
ポイント
ガムテープを貼り付ける際は、ベタベタと叩くようにすると効果的。なかなかガムが取れない場合は、「冷やす」→「ガムテープで取る」をきれいになるまで繰り返します。途中でガムテープの粘着力が弱まってくるので、都度交換しながら取っていきましょう。
8. 髪の毛に付いたガムの取り方
髪の毛にガムがついてしまったときは、油を使うのがおすすめ。指に油を塗り、ガム全体を覆います。5分ほど放置してから、ティッシュなどで拭き取りましょう。そのあとはシャンプーをして髪をきれいに。
サラダ油やオリーブオイルなどの食用油以外にも、ヘアオイルや油分の多いワックスを使っても同様の効果が期待できます。
ガムが付いたときは冷やす or 溶かすで取るのが基本!
ガムの取り方は、大きく「冷やして取る」「溶かして取る」の2つの方法に分けられます。溶かして取る方法ではアルコールや油を使いますが、シミや色落ちが心配。まずは冷やして取る方法を試し、それでも無理なら溶かして取る方法を試しましょう。
ライター:堀田 らいむ(webライター)