【秋葉原駅3分】快適性を追求したワンランク上のカプセルホテル「グランジット秋葉原(1泊4070円)」に泊まってみた
「快適性を追求したワンランク上のカプセルホテル」とやらが、秋葉原駅から徒歩約3分の場所にあるらしい。その名も「GLANSIT AKIHABARA(グランジット秋葉原)」。2024年2月にリニューアルオープンした施設だそうだ。
訪日客の多い秋葉原で “ワンランク上” となると、そこらのビジネスホテルより高いかもしれない……! と思いきや、楽天トラベルで大人1名1泊4070円。一般的なカプセルホテルと変わらぬ価格。ってことで、実際に泊まってみたぞ。
・グランジット秋葉原
秋葉原駅の「電気街口」から徒歩約3分、ドン・キホーテ秋葉原店のすぐ近所にグランジット秋葉原がある。たしかにワンランク上の佇まい。高級ホテルさながらのオーラが漂っている。このゴージャス感は他では味わえないだろう。
フロントスタッフもスーツをビシッと着こなしている。カプセルホテルといえば、漫画喫茶的な制服やスーパー銭湯の館内着みたいなものを着用するのが一般的だが、やはりワンランク上となるとスーツしかない。
・高級感のあるカプセルホテル
下駄箱の鍵を預けてロッカーキーを受け取った。アメニティコーナーで歯ブラシや耳栓等を取ってからエレベーターで客室階へ。
案内によると、カプセルフロア(客室)は2階〜9階。地下1階に男性用の浴室・ラウンジ・喫煙所があり、10階に女性用の浴室・化粧室・ラウンジ・喫煙所があるという。ちなみにエレベーターは1基のみ。混雑時はそれなりに待つことになる。ややストレス。
6階に到着。ドア横の「読み取りリーダー」にロッカーキーをかざしてドアを開ける。その先にロッカールーム・トイレとカプセルタイプの客室があるようだ。案内図もホテルっぽいデザイン。
・ロッカールーム
ただ、ロッカールームは驚くほど狭い。ロッカー使用時に他の人が後ろを通れないほどの通路幅。なお、ロッカーの先にトイレがあるため、トイレに行く際に誰かがロッカーで着替えていたら「すみません」と声をかけて避けてもらう必要がある。
んで、タオルはロッカーではなく「カプセル内」にあるらしい。
よし、発見したぞ。
・館内着
ただ館内着がなかったので、あらためて案内を確認したところ「1セット200円で貸し出しをしております」とのこと。エレベーターで1階に戻ってレンタルすることに。
基本的にタオルと館内着は必要なのでチェックイン時に口頭で「館内着はレンタルできます」と案内があるとさらに親切。歯ブラシ等の案内はあったものの、館内着については「ご案内」のシートをチラ見しただけ。
もっと注意深く確認すべきだったが、クチコミにも「館内着が貸してもらえるか不明だった」とあった。きっと他にも館内着難民がいただろう。ともあれ、上質な館内着をレンタルしてふたたび6階のロッカーへ。
・地下1階へ
んで、館内着に着替えたら、今度は地下1階のラウンジ・大浴場へ……と行ったり来たり。ラウンジにはドリンクバーと雑誌があり、カウンターでPC作業をしている方もチラホラ。フリーWi-Fiも完備しているので、作業をするならここ。
大浴場があるのは便利だが、各階にシャワールームはなし。シャワーで済ませたい外国人もタオルを腰に巻いて大浴場を利用する関係で、時間帯によっては混雑する。エレベーターが混雑するのは大浴場(男性地下1階・女性10階)が原因かもしれない。
・快適な眠り
カプセルルームはとても清潔感がある。東京西川と共同開発したというオリジナルベッドも心地よい弾力。枕も快適な眠りをもたらす弾力である。
運悪く、斜め下に「カプセルのカーテンをしめない」「大きめの声でずっと文句を言っている」「なぜか靴のまま(下駄箱でスリッパに履き替えるルール)」という利用者がいたものの……無料の耳栓を使用したおかげでよく眠れました。
・チェックアウト
チェックアウトは10時。ホテルを出るとドンキ秋葉原店前に長い行列ができていた。出張や観光だけでなく、行列対策で宿泊利用するのもいいかも。始発より早く並ぶことができるので。いざという時のために覚えておいてほしい。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:GLANSIT AKIHABARA(グランジット秋葉原)
住所:東京都千代田区外神田4-4-6
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.