歌で気持ちに張りを 「歌の会 COCORO」
「歌の会COCORO(ココロ)」は、ミューザ川崎シンフォニーホール(幸区大宮町)の完成を契機に、今泉京子さん=川崎区藤崎=と大平美樹さんの2人の音楽講師が、それぞれ持つスキルを地域に還元しようと設立したサークル。現在、約40人が在籍し、同シンフォニーホールの練習室で活動する。
会ではピアノの伴奏にあわせ、童謡や唱歌を歌う。さらには加山雄三をはじめ、シニア世代になじみ深い昭和歌謡曲にも挑戦する。会員の姜順喜(カンスニ)さんは「先生がポジティブで気持ちが前向きになる。声も出るようになった」と毎回サークルの日を心待ちにしているという。
歌にまつわる思い出を参加者同士で語り合うのも特徴だ。『雪の降るまちを』を歌った回では、メンバーの1人が幼少時におぶられた思い出を披露し、みんなで懐かしんでいた。約2年に1度の割合で、横浜人形の家で練習の成果を発表するのも、メンバーのやる気につながっているという。
今泉さんによると、サークルは年配者のひきこもり解消につなげたい思いもあるといい、特に男性の参加が増えてもらいたいという。
開催日は火曜日と金曜日。入会金は2000円、月2回3000円。問い合わせは【電話】044・266・5670。