【リアル給与明細】36歳、事務職。借金返済で消える……。10万円以上の食費を抑えたい【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【36歳 一般事務】
【リアル給与明細】36歳、一般事務の場合
プロフィール
36歳、女性
一般事務
▼現状
仕事内容は、書類作成、ファイリング、売上高等データ入力、備品管理・発注、来客応対、給与計算。
労働時間は月126時間、残業は30分程度。
ボーナスは30万円程度。
【相談内容】12歳と8歳の子どもがいます。進学に合わせてお金が必要になりますが、貯金がありません。毎月の出費や以前作った借金の返済でお給料が消えていきます。食費もお米代抜きで月に10万以上かかっているので、もう少し節約したいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、貯金ができていない現状に不安を感じていらっしゃるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約283万円となります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務従事者の平均年収は約519万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、残念ながら平均よりもかなり低い水準と言えそうです。
レシピ活用と週ごと管理で家計改善!かんたん食費節約術
質問者さんは、お子さんの進学に向けて貯蓄をしたいものの、毎月の出費と借金返済でお給料が消えてしまい、特に食費を見直したいと考えているのですね。
4人家族の平均的な食費は約97,000円程度*なので、お米代抜きで10万円以上かかっているのはやや高めと言えます。
そこで、まずは食費を2万円程度削減することを目標にしましょう。
*……参考:総務省「家計調査」(2025年)
節約レシピで食費を抑える
毎日の食事を見直すために、節約レシピを集めた本を1冊用意するのがおすすめです。
料理のレパートリーを増やしつつ、安い食材で完成するレシピを取り入れることで、無理なく食費を下げられますよ。
簡単に作れる節約レシピが載っているものを選ぶと、無理なく続けられるのでおすすめです。
食費を週ごとに管理する
月ごとの管理だと食費が大きくなってしまうなら「1週間で2万円まで」と管理する単位を小さくして予算管理しましょう。
週ごとの管理にすると、月末に食費が足りなくなる心配がなくなり、使いすぎを防げます。
また、 週1回のまとめ買いを意識することで、衝動買いや無駄な買い物を減らせますよ。
買い物の前に、節約レシピの本を読んで、買うべき食材を携帯のメモアプリに書き出しておくことがおすすめです。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・食費を節約するために、節約レシピを集めた本を参考にしてみましょう。
・1ヶ月単位だと食費管理がうまくいかないのであれば、管理する単位を小さく区切って1週間にしてみましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。