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<飲めない子にはきつい>毎日給食に出される牛乳、苦手でも飲ませるべき?給食に出る理由は

ママスタセレクト

みなさんのお子さんたちは牛乳が好きですか? 毎日欠かさず牛乳を飲む子もいれば、牛乳が苦手で飲まない子もいるでしょう。家庭では飲むも飲まないも自由かもしれませんが、学校給食では出されることが多いようです。毎日のことなので、牛乳が苦手な子にとっては給食時間が憂うつな時間になってしまうかもしれません。ママスタコミュニティにも、こんな投稿が寄せられました。

『給食に牛乳は当たり前になっているけど、牛乳が嫌いな子もいるし、ご飯のときも牛乳って子どもたちにとってキツくない? 結構な量あるし、必ずしも飲まないといけないのかな』

投稿者さんのお子さんは牛乳が苦手なようですね。とくにアレルギーなど飲んではいけない理由はないので、給食では毎日出されていて「残さないよう頑張っている」のかもしれません。ママが子どもの頃から給食に牛乳は当たり前だったそうですが、今や飲み物の選択肢は豊富です。毎日牛乳が出ること自体に疑問を持つ人も少なくないかもしれませんね。ママスタのママたちは、どうでしょうか。ママたちの声を紹介します。

無理して飲まなくていいのでは?

『毎日学校で半強制的に飲ませなくてもいいのにと思うよ。乳製品は食事で自然と摂取できるし、昔と違って牛乳以外からカルシウムもとれるし』

『私は好きだったから何とも思わなかったけど、嫌いな子やお腹の弱い子とかもいるだろうからそういう子は辛いかもしれないね。毎日だし』

『うちの子、朝に牛乳飲むと気持ち悪くなったり吐いちゃうようになって、学校でも飲ませないようお願いしてた。病院の先生に聞いたら、「無理して飲ませる必要ない」だそうです』

ママたちからは「牛乳は無理をしてまで飲まなくていい」といった声が寄せられました。子どもの体調に影響が出る場合はもちろん、どうしても味が受け付けないといった場合も飲ませなくていいと思うそうです。 その場合は牛乳に含まれるカルシウムを、代わりに他の食品から摂取したらいいという意見もありました。カルシウムはからだの機能の維持や調節に欠かせないミネラルのひとつ。成長期の子どもは1日あたり700~1000mgが目標量とされています。牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれるそうです。牛乳のほかにはチーズやヨーグルトなどの乳製品、小魚や豆腐などの大豆製品などに多く含まれているため、家庭での食事を工夫してそうした他の食材で補うといいでしょう。

文部科学省の調査でも、学校給食のある日とない日を比較した場合、給食のない日はカルシウムの摂取量が大きく不足している傾向があることが報告されていました。たとえば中2男子では、給食のない日については89.6%がカルシウム摂取基準に足りていないそうです。給食で牛乳が出ることで子どもの成長に一役買っていることも、ママたちにとっては知っておきたいポイントです。

どうして牛乳が給食に毎日出るの?

『からだにいいとか悪いとかじゃなく、ご飯と牛乳って合わないよね。納豆、ご飯、肉じゃが、おひたし、で飲み物が牛乳とか最低最悪だと子どもの頃思ってたけど、今考えてもありえない。嫌いだからいつも残してたけど、メニューがパンとかなら牛乳でもいいと思うけどさ』

『給食で毎日牛乳出す意味って何? 牛乳が始まった昔とは食生活も変わってきてるし、毎日じゃなくても献立に合わせたらいいのにと思う。野菜ジュースの日があったっていいのになとか』

なかには「白飯や和風のおかずに牛乳は合わない」という感覚を持つ人もいます。献立との相性を考えた飲み物の選択肢があってもよいのではという意見に、納得するママたちもいるのではないでしょうか。

では、なぜ牛乳が毎日給食に出るのでしょうか? 実は令和6年の国会で「学校給食における牛乳の扱い」に関する質問が出ています。その答弁によると、昭和29年の「学校給食法」に出てくる「ミルク」が「牛乳をはじめとする全乳及び部分的又は完全に脱脂した乳」を指しているとのこと。現行の法律のもとでは豆乳(ソイミルク)などの植物性ミルクは想定されていないようですね。また「酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律」に基づいて、学校給食への安全で品質の高い国内産牛乳の計画的かつ効率的な供給が推進されており、国内の酪農産業を支える目的もあるようです。 とはいえ昭和29年に定められた法律の内容が、今の子どもたちの多様な体質や食生活に合っているのかどうかは、再考の余地があるかもしれません。牛乳アレルギーなどで牛乳を飲めない子どもに代替食品の提供がないなら、カルシウムの摂取という点でも不足してしまうことでしょう。食の多様化が進むなか、牛乳以外の選択肢があってもよいのでは? と考える人は少なくありません。ママたちの指摘にあるとおり食生活も変わってきていますから、時代に合わせた柔軟なあり方が検討されてもいいのではないでしょうか。


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