中学生が市長に質問 海老名でみらい議会
海老名青年会議所(清水真吾会長)は、8月7日に海老名市役所庁舎6階議場で「中学生みらい議会」を開催した。
市議会の疑似体験を通じて、学生の社会や政治への参画意識を高めることが目的で、当日は市内の中学生10人が参加した。「安心安全な街づくり」や「学校に対するアイデア」、「街を盛り上げるヒント」などのテーマに沿って、質問内容を発表。内野優市長や伊藤文康教育長が答弁し、議事が進んだ。
佐藤ひまりさん(今泉中3年)は、市民の環境意識向上のために、ゴミ拾いに競技性を持たせた「スポゴミ」の開催を提案。内野市長は、「アイデアは素晴らしい。ノウハウの研究、検討を行いたい」と回答した。
佐藤さんは「今までは自分を単なる一市民だと思っていたが、意見を言えば、何かできるかもしれないことに気づけた」と笑顔で話した。議長を務めた和田稜慶さん(大谷中3年)は、「自分の質問を市長が答弁してくれたことが嬉しかった」と目を輝かせた。