「太るのってこんなに大変なんや」 「極悪女王」ゆりやんレトリィバァが語る過酷な増量の裏側
”いつもの朝“を”ワクワクする朝“に変える番組。この日はパンサー向井と火曜パートナー田中直樹(ココリコ)でお届け。
9月24日(火)のゲストは、お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさん!Netflixドラマ「極悪女王」で主演を務めるゆりやんさん。撮影の裏側や、今年控えているアメリカ進出について伺いました。
今年の12月からアメリカ挑戦!芸人とハリウッドに憧れた幼少時代
向井:今年中に拠点をアメリカに移すという。
ゆりやん:改めてご挨拶させてもらいたかったんですけど、今年の12月に。
向井:アメリカのどちらの方に?
ゆりやん:良いんですかね、言っちゃっても。
向井:ゆりやんが良ければ。あまり言いたくなければ言わなくても大丈夫。
ゆりやん:…ロサンゼルス。
向井:全然普通です!めちゃめちゃ普通でした(笑)
田中:ちょっと、行きますよ~って顔でまともなこと言うからさあ。
向井:肩透かし喰らいましたけど。これでもいつ頃から本格的にアメリカ挑戦したいって思ったの?
ゆりやん:これは、本当に中2です。
向井:芸人になりたいのと、アメリカに挑戦したいってのは、割と同時っていうか。
ゆりやん:吉本入りたいって思ったのが8歳で。途中にモーニング娘。になりたい時期もあったんですよ。
向井:ASAYANとか見てね。
ゆりやん:中2の時に、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスがかっこよくて。アメリカ行きたい!映画かっこいいってなって、そこからアメリカ行きたいって思ってたんですけど。「どっちがいいのかな、芸人なるか、アメリカ行くか」って悩んで…気づいたら芸人に。
向井:まず芸人になったけど、その時からずっとアメリカ挑戦したいって思ってたんだね。
ゆりやん:そうです。
向井:それで、「ゴッドタレント」。今はチョコプラとか安村さんとかシューマッハとか挑戦して話題になってるけど、芸人で一番早かったですよね。
ゆりやん:吉本だとウエスPさんが先頭を切ってくれて。
向井:ゴッドタレントの時のゆりやんのネタが、角刈りのズラに星条旗の際どい水着…なぜあれで行こうと思ったんですか?(笑)
ゆりやん:恥ずかしい~!あんなカツラで。水着はいいんですけどあのカツラが。
向井:オーディションに受かったんですよね?
ゆりやん:映像を送って、受かった人だけ現地でオーディションがあったんですけど。最初はコントを送ってたんですよ、日本語でやってるやつを英語に変えて。突然「あのネタがいいな」って思って、ネタを変えたんです。それで、オーディション会場に行ったら、みんな舞台衣装でいて。私は私服で、誰にも相手にされなかったんで、着替えた方がいいんかなってなって、着替えたんですよ。そしたらカメラがいっぱいきて「これはなんですか?」って言われて。
田中:みんなびっくりしてもうたんや。
ゆりやん:「こっちにお願いします」って言われて、端っこに誘導されたら、アメリカの国旗を身に纏った人だけのグループがあって(笑)
田中:他にもいたんや(笑)
「極悪女王」のオーディションを受けた理由は「売れたいから」
向井:「極悪女王」のキャスティングって、オーディションですか?
ゆりやん:オーディションで。
向井:何年くらい前?
ゆりやん:4年前です。
向井:ダンプ松本役。
ゆりやん:「Netflixで、鈴木おさむさん企画で、白石和彌さん監督の、ダンプ松本さんのお話のドラマのオーディションがあるんですけど」って言われて、「行きます!」って。
向井:やりたいってことで。
ゆりやん:今となっては本当にこの作品に出させてもらえて、自分の人生が変わったというか、感謝の思いしかないんですけど…その時は「売れたい!」という。
向井:Netflixは全世界に配信されるから、きっかけの一つにはなるだろうと。
ゆりやん:ええ。で、オーディション受けて、合格させてもらって。レスラー役の方はみんなオーディションなんです。
向井:唐田えりかさんとか剛力彩芽さんもオーディションで選ばれて。
ゆりやん:はい。
「太るのってこんなに大変なんや」過酷な増量の裏側
向井:女子プロレスラー役ということで、身体作りもありますよね。
ゆりやん:45キロ自分で勝手に減らしてたんですけど。
向井:一時期すごい痩せたよね。
ゆりやん:105キロまで増やして。
向井:一回ぐっと痩せたけどもう一回戻すというか。
ゆりやん:ありがたかったのが、増やすとなったら筋トレもそうですけど、食べる量も増えるじゃないですか。身体のこともチェックするために、毎月Netflixさんが血液検査に連れていってくれて。
向井:ちゃんとしてるんですよね。
ゆりやん:いっぱい食べないといけないから、食費も全部出してくれたんですよNetflixさんが!
向井:本当に!?
田中:へー。
向井:外資ってすごいっすね。ちゃんと演者を守りながらの。
ゆりやん:今減量してるんですけど、減量も全部サポートしてくれて。
向井:元に戻すところも!?
田中:すごいわ。
向井:「極悪女王」見てると、プロレスシーン見てるだけでも価値があるくらい、皆さんすごいんですけど。
田中:そう!
向井:食べながらでも、プロレスの練習すると減っちゃうよね?
田中:そうだよね。
ゆりやん:私でさえ「太るのってこんなに大変なんや」って思って。食べるのも苦しくて。贅沢な話なんですけど。
田中:そりゃそうよ。
ゆりやん:苦しくて動けなくて、涙流れてくるみたいな時もあったり、自分が痩せていってるんじゃないかって思ったり。
田中:そうよね、あんだけの撮影やってたら。
向井:プロレスの練習も相当、みんなでやったり?
ゆりやん:みんなで。むっちゃ楽しかったですよ、部活みたいで。みんな優しくて、できない人がいたら、できる子の動画撮って、編集して、「ここがポイントです!」って送ってくれたりして。
向井:やっぱり出演者同士の絆は深まりましたか?
ゆりやん:全員がいまだに…憎しみ合ってます。
田中:憎しみ合ってんのかい!なんやねん!
向井:いい話聞けるのかなって思ったのに(笑)
ゆりやん:(笑)
(TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』より抜粋)