【愛すべき福岡の名店】福岡の炉ばたスタイルの火付け役!「雷橋」で全国の旬を満喫
人気炉ばた店「炉ばた 雷橋」は、天神南と三光橋、そして今年9月にオープンした新川橋(8席限定の小バコ系)の3店舗があります。さらに「殻の三光橋」「肉の雷橋」「鍋ばた 新川橋」といった系列店も4店舗あり、現在全7店展開中!今回は、その総本山といえる天神南の「炉ばた 雷橋」へお邪魔しました。
大通りから1本入った赤提灯が目印の「炉ばた 雷橋」。店内は12席のカウンターのみの落ち着いた雰囲気です。炭火の香ばしい香りに満ち、いつもわいわい活気があります。
こちらで味わえるのは2大名物である「鶏焼き」「野菜焼き」。さらにオーナーの佐竹孝雄さんが、京都から福岡まで自転車で日本海側を旅しながら見つけた海鮮や干物、そして北海道や宮城、千葉など日本各地の旬の素材を楽しめます。
カウンターに焼き台が並び、スタッフが客一人ひとりのために焼いてくれる炉ばた焼きスタイルが楽しい「雷橋」。まずは、定番の「鶏盛り」(1人前700円)をお願いしました。シャクッと食感がよいすなずり、コリコリのやげん軟骨、脂をしっかり落としてカリッと仕上げたぼんじり、弱火で焼いたジューシーな鶏モモ。スタッフがそれぞれの素材のポテンシャルを見極めながら、炭火で中までじっくり火を入れることで、宮崎日南鶏の濃い旨味を最大限に引き出しています。
そして大のお気に入りになったのが、最後に焼き上がるつくねです。軟骨やテールなどの3種のミンチをブレンドしており、まるで旨味がぎゅうぎゅうに詰まった餃子のタネのよう!そして鶏専用のタレも特筆もの。朝倉の鶏の卵黄をのせたポン酢が鶏にとっても合うんです。卓上にある山椒が効いた黒七味をかけても美味でした。
もう一つの定番「野菜盛り」(1人前650円)もオーダー。この日は、熊本の赤茄子、大分のシイタケ、京都の万願寺唐辛子、シャクシャクした食感のマコモダケ、旨みあふれるズッキーニなどがラインナップ。炭火で焼き上げた野菜の甘みは感動的!卓上にあるブレンド塩や辛味噌、醤油、ポン酢があり、それぞれスタッフがおすすめの味を教えてくれます。
さて、次は旬のおすすめを焼いてもらいました。まずいただいたのは、「生本ししゃもの塩焼き」(1本600円/写真左)。北海道でも10〜11月中旬の限られた期間にしか獲れない超貴重なししゃもを、さらに干物ではなく生で味わえるのは今だけ!串に刺して頭を下にして遠火で焼くと、上から旨味と脂が降りてきて、頭まで美味しく焼き上げます。身は驚くほどふわふわで上品な味わいです。常連さんから「今日、生ししゃも入ってる?」と連絡がくるほど人気というのも納得の逸品でした。
秋冬が旬の「ハタハタの干物」(600円/写真右)は良い塩梅の塩気に。身がしっかりつまっていてホクホクの焼き上がりです。
北海道・釧路町の仙鳳趾(せんぽうし)で獲れた「焼がき」(1個1,000円)もぜひ。大人の手のひらより大きく、ぷりぷりの身は濃厚でとってもクリーミー! 牡蠣好きにはたまらない味わいです。
こちらの店舗では、店長の奥村真介さんが刺身好きのため、「北海道ごまぶり」(1,500円)、「福岡サワラの炙り刺し」(1,200円)などの刺身メニューが充実! そちらもチェックしてみてください。
炉ばた 雷橋
福岡市中央区渡辺通5-24-37 1F
092-751-4110