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清水ミチコ、11000人が爆笑の渦に包まれた11回目の武道館公演『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』公式レポート

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清水ミチコ

1月2日に日本武道館で開催された清水ミチコの全国ツアー『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』のオフィシャルレポートが到着した。

清水ミチコの全国ツアー『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』東京公演が1月2日(祝・木)に日本武道館で開催され11,000人の観客を爆笑の渦に包み込んだ。

『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』全国ツアーは11月23日(土)に仙台でスタート。日本武道館は2013年12月に初開催以来、毎年、年末もしくはお正月に開かれ、今回で11回目を迎える。

舞台が暗転すると著名女優やタレントから世界各国の言語で開演を告げる。さらに政界大物からのメッセージも到着!  豪華なキャストが次々に登場し、本編スタート前にもかかわらず、早くも客席は大盛り上がり。

本ツアーのタイトルにも入っている“万博”。清水ミチコにとっての万博は家族と行った1970年の大阪万博。オープニングはEXPO'70大阪万博テーマ曲に乗って清水が華やかに入場。清水は「ようこそ! 11回目の武道館に来て頂きありがとうございました!」とオーディエンスに感謝を伝え「そのお礼といってはなんですが、今日の私のコンディションは精神的にも体力的にもベストな状態です!」とこの日の公演に向けた頼もしい開会宣言で『清水ミチコ万博』お正月公演が華やかに開幕した。

前半は清水がピアノに向き合っての弾き語りコーナー。桃井かおり、大竹しのぶ、黒柳徹子にデヴィ夫人ら様々な著名人が降臨し童謡、映画主題歌、J-POPに往年のスタンダードナンバーを次々に披露していく。

紅白歌合戦でも歌われ、いまや国民的ヒット曲となったCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」は今回のツアーでも大人気のコーナー。高齢者や年配の方には、あの歌詞がどう聞こえているのかを、瀬戸内寂聴が降臨して解説し、場内を爆笑の渦に包み込む。続いては実弟の清水イチロウがピアノで参加し、ユーミン・ナンバーを3曲歌う。ラストはお正月らしく「A HAPPY NEW YEAR」でこのコーナーを締める。

木村充揮(ex.憂歌団)

中盤にはこの日のゲスト、木村充揮(ex.憂歌団)が登場。昨年8月に京都のライブハウス、磔磔での木村充揮のライブに清水が参加したことで今回の共演が実現。先ずは木村がソロで2曲。広い武道館に木村のブルージーな声が染み渡る。続いて清水と清水イチロウが登場し3人でのセッションがスタート。1曲目はザ・ピーナッツの「恋のバカンス」。清水が木村に寄せて歌い、木村充揮がふたりいるようなダブルトーン・コーラスを聴かせる。歌い終えると清水が思わず「(共演に)嬉しい! 涙が出てくる!」と感激。この後は「ちっちゃなダイヤモンド」「パチンコ組曲」と憂歌団ナンバーに。ふたりのボーカルの掛け合いもさることながら、木村のギター、清水のピアノ、清水イチロウのベースがインプロビゼーションのように絡み合うさまは圧巻。まさにブルースとはこのこと! 「パチンコ組曲」の曲中、木村がRCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」を歌い出すと、清水が忌野清志郎の声で応じるという流れは実にスリリング。武道館が小さなライブハウスにいるように思える濃厚な空間であった。トークでは木村はダジャレを連発。その奔放ぶりに清水が「自由過ぎる!」と思わず突っ込む場面もあり客席を沸かせた。

木村がステージを降りるとコンサートもいよいよ終盤に。大阪万博が開かれていた頃に合わせ、70年代歌謡名曲メドレーコーナーに。ここではアグネス・チャン、太田裕美、ジュディ・オングらが降りてきて当時のヒット曲を立て続けに歌う。そして最後は、あのアーティストが新たに曲を書いたらこんな感じになるのでは?を想定した作曲法スペシャルコーナー。この夜は、「おとといに紅白歌合戦があまりにも素晴らしかったので!」とB'zを取り上げた。いかにもB'zにありそうな歌詞やメロディを散りばめ、ラストの《Ultra Soul!》では11,000人全員がジャンプと紅白さながらの盛り上がりを見せ、『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』が幕を閉じた。

全国ツアー『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』はこの後、2月19日のLINECUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演を経て、4月26日(土)の沖縄まで続く。

■囲み会見

公演終了後、武道館バックステージで囲み会見も行われた。先ずはこの日集まって頂いたお客さんに対し、「今日のお客さんは何をやっても笑ってくださって、とってもいい空間でした。いい年になりそうです」とお礼を伝える。

今回で11回目を迎えた日本武道館公演。第1回となった2013年は、たまたまドタキャンがあって、急遽自身でやることになったそう。以来、毎年お正月(年末に開催する年も)に開催している。
「(お正月の武道館は)自分の中でもライフサイクルになってきて、ネタを作るのはたいへんですが、皆さんが笑ってくださると、生きがいになります」と話した。

また、今回の『清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~』について問われると「(関西)万博が始まるので、万博に寄せてコバンザメのように便乗して楽しもうと。(かつての)大阪万博が開かれた時代のシンガーソングライターの曲なんかを取り上げてみました」と本ツアーのコンセプトを語る。また既に来年のお正月の武道館をおさえた事に話しが及ぶと「今年のお正月ライブがうまくいったので、来年に向かって頑張っていきたいと思います!」と締めた。

撮影=三浦賢治/LIGHT SOME

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