厚木市消防本部 ドローン使い災害訓練 救助現場想定し操作確認
厚木市消防本部が2月25日、市と無人航空機の活用に関する包括連携協定を結ぶスカイジョブ合同会社とドローン(無人航空機)の合同訓練を市内三田の消防訓練場で実施した。
さまざまな災害の場面で出動が増加傾向にあるドローン隊の操作員が、被害状況の調査や検索活動の円滑化に向けた知識と技術を身に付けるため、同市消防本部が主催。今回で4回目の訓練となった。
当日はドローンを操縦する消防隊員11人が、同社の高梨智樹さんの指導を受けながら操作手順などを確認。ドローンの前後移動や上昇下降などの基本操作をはじめ、高度を上げて風を受けながらの操縦方法など、実際の消防活動を想定した訓練を行った。
参加した睦合分署第一中隊消防小隊の中里友哉さんは、「プロのドローンパイロットに教わることができる貴重な訓練。普段の訓練では気づかない点もありとても参考になった」と話した。指導にあたった高梨さんは、「隊員の皆さんが問題なく飛行ができていて安心した。今後も訓練を継続し技術向上に努めてほしい」と振り返った。
同市消防本部では、昨年新たに水中用ドローン1機を配備し、空中用ドローン3機と合わせて水中、空中の両面から有効的な救助活動を行うための訓練を実施しているという。