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おもちゃの病院 壊れた玩具「治療」し再生 区内11カ所で定期開院

タウンニュース

「治療」を施すドクターたち

動かなくなってしまった電車のおもちゃ、破れてしまったぬいぐるみ、部品が破損した知育玩具――。壊れた玩具に「治療」を施し、再び使えるようにするボランティアの集まり「相模原おもちゃドクターの会」(濱村嘉允(よしみつ)代表)。現在は50代から80代まで56人の先生が登録。市内のこどもセンターなどで定期的に「おもちゃの病院」を開設し、治療を施している。

おもちゃの病院はその名の通り、壊れたおもちゃを修理する病院。基本的には無料で「治療」に対応している。得意とする分野が異なる先生たちが、知恵を出し合いながら修理にあたる。

代表を務める濱村さん(83)は67歳の時に講習会に参加し入会。「子ども達の発想は無限。おもちゃが壊れた原因を探るために、時には子ども目線に立って考えることもある」と話す。

「笑顔」が報酬

自室には修理道具が並ぶ。ドライバー、はんだごて、スピーカーの不具合を確認する自作の機械、電流や電圧のテスター、電池、裁縫道具など「七つ道具」を手に病院に出掛ける現役のドクターだ。「電子部品が使われているものが増えてきた」。講習会で上積みした知識とこれまでの経験値を合わせて、最良の「治療」を施す。

「好きなものだから沢山遊ぶ。だからこそ壊れてしまうことがある。直して使えるようにしてあげたい。動くようになったおもちゃを見た時の子どもたちの笑顔が報酬」。自室には「入院」となり持ち帰ったおもちゃが並んでいる。

中央区内では10のこどもセンターとエコパークさがみはらで定期的におもちゃの病院が開設されている。時間はこどもセンターが午前10時から正午、エコパークが10時から午後3時まで。

不要になった玩具新たな使い手に

エコパーク会場では不要になった玩具を回収し交換するイベント「おもちゃもったいないセンター」が同時開催される。玩具を持ち込むとポイントがもらえ、会場に展示されている「リユースおもちゃ」と交換できる。モデルガンなど火薬や弾を使うものやスポーツ用具、すべり台などの大型遊具は取扱不可。

午前10時から午後1時までは予約制。30分区切りの入れ替え制で、定員は各回8組(申込順)。午後1時以降は予約不要(最終受付は午後2時30分)。予約は同施設へ電話(【電話】042・769・9248)か電子メール(ecopark-sagamihara@mdlife.co.jp)で。

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