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【ニチレイの冷食】ありそうでなかった「たっぷり卵のえび炒飯」ってウマいの? マルハニチロの人気商品と食べ比べてみた結果…

ロケットニュース24

春は出会いと別れの季節というが、それはいろんなところで当てはまるらしい。そう、衣類なら衣替えであり、食べ物なら新商品が出る時期でもあるのだ。

例えば今回お伝えする商品もその新しい1つ。この春、ニチレイから出た「たっぷり卵のえび炒飯」はありそうでなかったタイプで気になった。えびピラフはよく置いてあるものの、冷凍のえび炒飯ってわりと珍しいような……!

【画像】商品の原材料など詳細はこう

・マルハニチロと食べ比べ

ということで、実際に買って味を確かめてみた。ニチレイだからキッチリ仕上げていることが予想されるが、味によっては今後の購入対象にならないかもしれない。こういうのも……

似たフィールドではマルハニチロの「炒飯の極み えび五目XO醤」が人気で、今回購入した店舗だとこちらがわずかにお得だったのだ。

600gで439円(1gあたり0.73円)に対し、ニチレイの「たっぷり卵のえび炒飯」は420gで343円(1gあたり0.8円)。

おいおい、めちゃくちゃ小さい差じゃねぇかと思うかもだが、世の中そのちょっとが消費者を左右したりするから侮れない。何はともあれ、2つを比べてみよう。皿に出してレンチンしたところ……

見た目的にはニチレイの方が「卵」を推してるだけあって、明らかに黄色の割合が高い。対してマルハニチロはタケノコの存在が目立っていて、「えび五目XO醤」の影響なのかとにかく海鮮風味がスゴかった。

ここまでだと似たタイプに思えて、それぞれが特徴を出している印象を受ける。では味はどうだ。まずはマルハニチロから食べてみたら……

タケノコの存在感、それからエビのプリッとした食感が楽しめてなかなかよい。海の風味を感じられるのは当然として、しっかりと攻めている……いや、だいぶ攻めているなという印象だ。

その分、好みは分かれるかもしれないが、エビや海鮮系好きなら満足いく食事になることだろう。それくらいに匂いも味も海であった。

想像の範囲から出てしまう味なあたり、伊達に赤坂璃宮オーナーシェフ監修の商品じゃない。一食でインパクトを残そうという意思を感じた。

・ニチレイのえび炒飯

続いてニチレイ。売りにしている卵がどう全体に影響しているのか。そのあたりが気になるところである。

一口食べてみると、エビの海鮮っぽさはそこまで強くなく、フワッとした卵、そしてネギと一緒に食べて美味しい仕上がりになっていた。なんというか、ふっくらした卵や卒ない感じがニチレイの技術を感じる。

また、尖りすぎていないあたりがより広い層を狙っているようにも思えた。冒険よりも安心安全的な。マルハニチロに比べたら、だいぶマイルドなえび炒飯でこれはこれでウマい。

分岐点は海鮮風味をとるか、マイルドさをとるか。ちなみにエビ単体に関しては、マルハニチロもニチレイも似たサイズで似た量だった。

・どちらもよさあり

体感だと徐々に売り場を拡大している「たっぷり卵のえび炒飯」。エビ好きなら冷凍庫に1つくらいストックしておくと何かと便利だろう。

マルハニチロとニチレイ、どちらもよさがある炒飯だったので好みにあわせて食卓の参考にしていただきたい。

参考リンク:ニチレイ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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