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新シーズン開幕のBリーグで昇格を賭けて熱戦続くB3! 押さえておきたいB3徹底解説【バスケ】

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新シーズン開幕のBリーグで昇格を賭けて熱戦続くB3! 押さえておきたいB3徹底解説【バスケ】

バスケ人気を盛り上げるB3ってどんなリーグ?

パリ五輪での日本代表の戦いぶりや、八村塁選手、渡邊雄太選手のNBAでの活躍などで「バスケ熱」が高まる日本のバスケットボール界。国内プロバスケットボールリーグ・Bリーグも毎年のように人気が高まっており、強豪チームの試合チケットは入手困難になるほど。今回は『ラブすぽ』でも総力取材を行っている東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下TUBC)が所属する「B3」について解説します!

2024‐25シーズン現在、Bリーグは「B1・B2・B3」の3つのリーグによって構成されています。B3はその中で3部に相当しますが、実はB1・B2を運営するJPBL(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)とは異なり、一般社団法人ジャパン・バスケットボールリーグによって運営されています。

B1、B2との大きな違いは、クラブチームだけでなく企業形態のチーム(実業団)も所属できるプロ・アマ混成リーグであること。ただし、2023‐24シーズンを持って豊田合成スコーピオンズが退会し、現在は所属する全17チームがクラブチーム形態となっています。

レギュラーシーズンはB1・B2とほぼ同時期(今シーズンは9月27日~4月20日)に行われ、全17クラブが52試合(任意の10クラブと4試合、残り6クラブと2試合ずつ)を行ってレギュラーシーズンの順位を決めます。その中で、シーズン上位8クラブがプレーオフに進出し、優勝、準優勝の2クラブが翌シーズンのB2昇格権を手にします。

ただし、B2昇格のためには、プレーオフの順位以外に「B2ライセンス」の付与が必要で、そのためには本拠地アリーナの規模や観客動員も重要になってきます。過去にはライセンス不交付でB2昇格を逃したり、逆にB2のチームがライセンスを失い、B3に降格したケースもあるなど、「クラブ経営」も昇格条件を大きく左右すると言っていいでしょう。

2024‐25シーズンの所属チームは以下の通りです。

岩手ビッグブルズ
さいたまブロンコス
東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
しながわシティバスケットボールクラブ
アースフレンズ東京Z
立川ダイス
東京八王子ビートレインズ
横浜エクセレンス
湘南ユナイテッドBC
新潟アルビレックスBB
金沢武士団
岐阜スゥープス
ヴィアティン三重バスケットボール
トライフープ岡山
山口パッツファイブ
徳島ガンバロウズ
香川ファイブアローズ

このうち、岩手と新潟は昨シーズンB2からの降格組で、逆に昨シーズンのプレーオフ優勝クラブである福井ブローウィンズ、鹿児島レブナイズがB2に昇格しています。

B3は「Bリーグ」の登竜門といった立ち位置でもあり、新設されたプロバスケットボールクラブは基本、B3から活動をスタートさせます。中には参入してすぐに昇格を果たすチームもあり、たとえば長崎ヴェルカは2021‐22シーズンにB3に参入すると、初年度に優勝、翌シーズンもB2準優勝を果たし、わずか2シーズンでのB1昇格を決めています。

ちなみにTUBCは2022‐23シーズンのB3参入から2シーズン連続でプレーオフ進出を果たしながら2年連続で敗退。あと一歩のところでB2昇格を逃しています。

なお、2026‐27シーズンからは「B革新」という形での新リーグ開幕が予定されており、現行ルールでのB2昇格チャンスは今シーズンが最後。各チーム、「ラストチャンス」にかけて例年以上に激しい昇格争いが予想されます。

B1、B2とはまた違った「熱い戦い」が繰り広げられるB3。昇格を目指す激しいゲームを、『ラブすぽ』読者のみなさんもぜひ楽しんでみてはいかがでしょう。

文・花田雪

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