宮島の紅葉谷公園で木々が色づきはじめ 一部では秋の鮮やかな色彩を見せる
秋の訪れを告げる紅葉が、宮島の紅葉スポットである「紅葉谷公園」で少しずつ色づき始めました。
厳島神社の裏手から紅葉谷公園へと進み、ロープウエーの乗り場付近に向かって坂を登っていくこと約15分で奥紅葉谷公園に到着します。
ここでは現在、紅葉した木々が秋の風情を感じさせてくれます。
今年は秋に入っても気温がなかなか下がらなかった影響のせいか、色づいた紅葉の彩度が例年より少し控え目な印象。それでも、色づき始めた葉の美しさは見応えがあり、国内外から訪れた多くの観光客が紅葉谷公園の奥深くまで散策して秋の景色を楽しんでいます。
周囲には、紅葉谷を流れる清流のせせらぎと鳥たちのさえずりが聞こえてくる中、紅葉鑑賞をしている観光客から「空気が澄んで気持ちがいい」や「水がすごいキレイ」との声が聞こえてきました。
奥紅葉谷公園を後にして坂を下り、紅葉橋がある人気スポット周辺まで戻ると、周辺の木々はまだほとんど色づいていませんでした。
見頃を迎えるのはあと1週間程先になりそうです。
同じく宮島の紅葉スポットとして人気の大聖院でも、紅葉はまばらでこれから色づき始める様子。
境内の奥まで登っていくと、その先の山ではきれいに色づいている紅葉があり、これから本格的に秋の景色が楽しめるようになりそうです。
また、豊国神社(千畳閣)のすぐ下に立つ大きなイチョウの木も色づきはじめで、これから数日後には見ごろを迎えそうです。
宮島では紅葉が本格的に見頃を迎えるまで、あと少し。これからさらに気温が下がれば、紅葉の彩りが鮮やかさを増し、一層美しい秋の景色が広がるでしょう。
紅葉谷公園や大聖院、そして千畳閣周辺を訪れる際には、カメラを持ってゆったりと秋の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。