あなたにとってレッドウィングとは? 9人のRED WING愛好家が語る魅了されるワケ。|「Sons of Liberty」飯塚記一
タフなメイドインUSAの象徴であり、普遍的なデザインを貫くRED WINGは、ファッション業界でも多くのファンを持っている特別な存在だ。ここでは9人のRED WING愛好家にクローズアップ。その愛用品や想いを聞いていこう。今回は「Sons of Liberty」飯塚記一さんにお話を伺った。
初めて買ったスウェードペコスがいまだに好き。|「Sons of Liberty」Owner 飯塚記一
バイクライディング時に身を守ってくれるユニフォーム。
2023年9月に埼玉県川口市にオープンしたSONS OF LIBERTY。長年、レザージャケット業界に身を置き、ライダースジャケットの雄として知られるSchottのブランドディレクターも務めた飯塚氏が営むショップだ。そんな彼もRED WING LOVERのひとり。
「ずっとバイクに乗ってきたので、エンジニアブーツがファーストRED WINGだと思われがちですが、1990年代はじめ頃に買ったスウェードのペコスが最初の1足です。このカタチは他のブランドでは無かったデザインですし、適度なハイトと足入れのしやすさが気に入りました。もちろんそのあとエンジニアブーツも買いましたが、当時、アメリカのブーツといっても選択肢が少なくて、なかでもRED WINGは他より高かったんですよね。今でも趣味でバイクに乗るのですが、ブーツはユニフォームとして愛用しています」
8インチモックトゥ、エンジニア、ペコス、ベックマンなどRED WINGの超定番として愛されていきたブーツはひと通り履いてきた。コンディション良くメインテナンスされているブーツを見れば、しっかりと愛情が注がれてきたのだと理解できる。
所有するRED WINGの中でも特に思い入れの強い1足である20代の頃に初めて買ったスウェードのペコス。長年愛用してきたが、現在は引退し、2代目のペコスを愛用中。
ライダースジャケットを中心にヴィンテージのレザージャケット専門店を営む飯塚氏。自身が長年かけて集めた希少なコレクションがズラリと並ぶ。
40年近くレザージャケット業界に携わってきた彼が手掛ける店。奥にはヴィンテージライダースジャケットの中でも特にレアなアイテムが飾られている。