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つわり&糖尿病をどう乗り切る?2回の経験から得た対処法

たまひよONLINE

派遣社員として事務の仕事をしている“ゆみこ”です。29歳で一人目を、35歳で二人目を、それぞれ自然妊娠で授かりました。糖尿病を抱えての妊娠。そして、一人目と二人目で症状が異なるつわり。私がつらい時期をどのように乗り越えたのかをお話したいと思います。

共通するのは、口の中に残る苦味!


一人目の妊娠がわかったときは、ビールを飲んだ後のような苦みがずっと口の中にありました。水を飲んだり、何かを食べたりしているときは気にならないのですが、口の中が空っぽになるとまた苦く感じるのです。

そして二人目の妊娠がわかる前、生理が遅れていて「まさか二人目?」という考えが頭をよぎりました。そして、一人目の時に経験した、口の中の苦みに気づいたのです。

生理予定日の一週間後を待たずに検査薬を使うと、結果は陽性! こんなに早く体は変化するのかと驚きました。

気持ちの悪い苦みは二人目より一人目の時の方が強く、水を飲んだりガムを噛んだりしながら紛らわせていました。そして、1人目のときも、2人目のときも、妊娠中期に入る頃には、口の中の苦みはほとんど感じなくなりました。

食べづわりがきつかった一人目。血糖値との闘いも


一人目と二人目で、口の中の苦みは共通していたのですが、つわりの種類には違いがありました。

一人目のときは、妊娠5週目の時点で、空腹を感じるとムカムカと胃が気持ち悪くなる症状が始まったことから、「食べづわりが始まった」と思いました。そして、糖尿病の持病があったため、妊娠が発覚すると血糖値管理のために入院しました。

血糖値管理の入院となると、病院で出される食事以外を自由に食べることができません。空腹と気持ち悪さに耐えかねて病棟の看護師に「おなかが空くと気持ち悪いんです」と相談しましたが、「しょうがないことだから我慢してね~」と優しく、サラッと返されてしまいました。

その後1ヶ月ほどで退院できたため、退院後は家で自由に飲食できるようになりましたが、食べ過ぎると血糖値に悪い影響が出てしまうので、気持ちが悪くなっても、できるだけ食べるのを我慢するようにしていました。

常に気持ちが悪かった二人目。これがいわゆるつわり!?


二人目の時も、やはり5週目くらいからつわりの症状が現れました。一人目の食べづわりは、おなかが満たされていればよかったのですが、二人目の時は妊娠週数が進むごとにつわりが悪化していくような印象がありました。

何をしていても常に乗り物酔いのような気持ち悪さが付きまとい、吐き気のひどい日は仕事を休むこともありました。

特に一番つらかったのは、歯磨きでした。食事の用意をしているときに胃のムカつきがひどくなりましたが、歯ブラシを口に入れると、ムカつきが本格的な吐き気に変わってしまうのです。耐えられずに嘔吐することもありました。そのため、職場では習慣だったランチ後の歯磨きを自粛し、うがいだけで済ませていました。

つわりの種類は違うけど、なんとなく似ている対処法


一人目のときは空腹感をごまかすため、二人目のときは少しでも口の中をスッキリさせて気持ち悪さを紛らわせるため、つわり中は炭酸水をよく飲んでいました。持病の関係で血糖値に影響が出てしまうので、飲むのは糖分の含まれない炭酸水に限定していました。

また、食べづわり対策として、蒟蒻ゼリーをよく食べていました。よく噛んで食べるので食べ応えがあり、血糖値も上がりにくいので重宝していました。二人目のときも、私の場合は、蒟蒻ゼリーなら気持ち悪くならずに食べられたので、こまめに口にしていました。

私は血糖値の調整も必要だったため、食べづわりでも普通のつわりでも「血糖値の上がりにくいものをこまめに口にする」ことで空腹感や吐き気、口の中の苦みをうまく制御できたように思います。

二人とも妊娠予定日の直前の妊娠39週目に、一人目は身長49cm、体重3407g、二人目は身長51.8cm、体重3989gのビッグベビーで生まれてきました。私の身長が高いこともあり、この体重でも正常範囲内とのこと。私が経験したつわりより、もっとつらいつわりに耐えている人がたくさんいるのだと思います。しかし糖尿病を持つ私にとって、血糖値を落ち着かせながらつわりに対処するのはとても難しく、かなりのストレスでした。ただ、妊娠中期に入る頃には、つわりもすっかりおさまっていたのが幸いでした。

[ゆみこ*プロフィール]
17歳で1型糖尿病を発症。インスリン注射を続けながら就職、結婚し、29歳で長男、35歳で長女を出産。派遣社員として働きながら、同病で妊娠出産を望む人を応援する活動を始めました。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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