「お風呂の残り湯」を使って洗濯をすると起こる“4つのデメリット”「知らなかった…!」
お風呂の残り湯を使うと、節約にも役に立ちます。メリットがある反面、どのようなデメリットがあるのでしょうか。今回は洗濯機クリーニング専門店のプロに、「お風呂の残り湯で洗濯すると起こる4つのデメリット」について教えていただきます。
教えてくれたのは……東海エネテック株式会社
洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各ご家庭の洗濯機を徹底的にクリーニング。無料分解診断サービスも行い要望に沿ったプランを提供している。
1.洗濯物が臭くなる
お風呂の残り湯に含まれる雑菌や皮脂などが洗濯物に付着すると、臭いの原因になります。特に、夏場や梅雨時期など、湿度が高い時期は雑菌が繁殖しやすい、また、長時間放置された残り湯も、同様に雑菌が繁殖しやすくなります。残り湯を洗濯に使う際は、早めに使用するようにしましょう。
2.洗濯機が大幅に汚れやすくなる
お風呂の残り湯を洗濯に使うことで、洗濯機内に汚れが蓄積しやすくなります。定期的に洗濯槽クリーナーなどで掃除をしましょう。汚れやすくなる原因は、残り湯に含まれる石けん成分や皮脂。これらが洗濯槽に付着し、カビや雑菌の繁殖を促す可能性があるんです。洗濯槽の汚れは洗濯物に付着し、臭いの原因になることもあります。
3.色落ちや色移りがある
お風呂の残り湯に入浴剤や石けん成分が含まれている場合は衣類に影響を与え、色落ちや色移りを引き起こす可能性があります。入浴剤を使う際、色落ちや色移りの可能性を商品説明欄で確認し、適切な洗剤を選ぶようにしましょう。
※特に、色の濃い衣類やデリケートな素材の衣類は注意が必要です。
4.衣類を傷める可能性がある
残り湯の温度が高いときは、衣類を傷める可能性があるので注意が必要です。特に、ウールやシルクなどのデリケートな素材は高温で縮んだり変質(色あせや黄ばみなど)したりする恐れがあります。残り湯は、30~40度程度に保つようにしましょう。
メリットもデメリットも理解しよう
お風呂の残り湯洗濯は節約に役立つなどのメリットもありますが、デメリットもあります。今回紹介をした4つのデメリットもあることを理解した上で、利用するようにしましょう。
ayako/ライター