自宅のお風呂でぜいたくバスタイム 季節湯のススメ
温泉や銭湯もいいけど、自宅のお風呂で季節湯を楽しむのもおすすめです。季節にちなんだ植物や果物を湯船に入れれば、ぜいたくバスタイムに早変わり。
参考資料/「湯の国」ホームページ内「お風呂12ヶ月」(http://yunokuni.com/ofuro/)
※ご自身の肌の状態・肌タイプによっては季節湯をお控えください。使用が不安な場合は医師や専門知識のある人に相談しましょう
11月 みかん湯
みかんの果皮には、かんきつ類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれており、それには血行促進の作用があることから、みかん湯のお風呂に入ると「体がよく温まり、風邪を引かない」と古くからいわれています。
体が温まるため寝つきも良くなり、クエン酸やビタミンCも含んでいるので美肌効果も。
作り方
みかんの果皮を使用します。
20個分のみかんの皮を陰干しし、しっかりと乾燥させます。
果皮をそのまま湯船に浮かべるとお湯が汚れるので、ガーゼやティーバッグなどに入れて湯船に入れましょう。
12月 ゆず湯
ゆずの精油成分には血行を促進させる働きがあり、お風呂に入れると体を芯から温めてくれます。
また、新陳代謝も活発になるので疲れや痛みの緩和、冷え性にも良いとされています。
冬至に、ゆず湯のお風呂に入ると「一年中風邪を引かない」という言い伝えがあるように、ゆず湯は寒さに備えるための冬にぴったりのお風呂です。
作り方
ゆずを2、3個用意します。
果実を半分に切ってそのまま湯船に浮かべるもよし、搾り汁を入れてもよし。
ゆずの爽やかな香りが心も体もリラックスさせてくれます。
※皮や実を切ったり、果汁を搾り入れると肌がピリピリすることがあるため注意
1月 松湯
松に含まれる精油成分には皮膚を刺激する作用があり、それが血行を促進させ、血の巡りが良くなることから神経痛やリウマチ、肩こりや腰痛に効果があるとされています。
また、松の香りには疲労感を軽減してくれる働きも。松の花言葉は「不老長寿」。
縁起物の松湯で、一年の心身の無事を祈願してみては。
作り方
精油成分が豊富に含まれている松の葉を使用します。
生の葉だけを使い、樹脂が残らないようにぬるま湯で洗い落としたら鍋に入れ、水から火にかけて煮出します。
布でこし、その煮汁だけを湯船へ。
松の葉をそのまま浮かべてもOK!
1年中 「季節湯」を楽しむ
2月 大根湯
3月 よもぎ湯
4月 桜湯
5月 しょうぶ湯
6月 どくだみ湯
7月 もも湯
8月 ミント湯・ハッカ湯
9月 菊湯
10月 しょうが湯