ドイツパンってこんなに美味しい♡これぞ本場の味 垂水にオープンした『Bäckerei Neuss(ベッカライ ノイス)』に行ってきました 神戸市
垂水に新たなパン屋さんがオープンしたと聞いて、行ってみたくてうずうずしていました。『Bäckerei Neuss(ベッカライ ノイス)』、ドイツパンのお店を取材しました。
垂水駅から南へ進み、国道を越えて海に向かう途中にお店はあります。通りの先には海が見え、時折海風を感じる気持ちの良い場所です。
ウッドデッキからショーケースに並ぶパンを選ぶスタイル。お散歩途中やペットと一緒でも立ち寄りやすいのが嬉しいです。
店主の中谷さんは専門学校卒業後、複数のパン屋で技術を学び、なかでも「美味しさに魅せられた」というドイツパンを習得すべく本場ドイツに渡りました。語学などを学んだ後、修行を重ね、2年半で現地の国家資格を取得したそう。
ドイツパンの特徴は、ライ麦を使用すること。その割合が高いほど目の詰まったずっしりと重たいパンになるそうです。
「ドイツパンはかたい、酸っぱい、食べにくいというイメージを払拭したい」と語る中谷さん。「メアコーンブロート」というパンを試食させていただきました。
外側はかためですが、中はしっとりと柔らかい!噛めば噛むほどに少しナッツにも似たライ麦の豊かな風味が広がります。生地にはひまわりの種やアマニシードなどが練り込んであり、香ばしさも感じます。
ライ麦を発酵させた酵母を使用しているので特有の酸味はありますが、おすすめの食べ方として教えてもらったクリームチーズを乗せてみると、びっくりするほどよく合います。7㎜ほどにカットするのがおすすめだそうで、トーストしてもしなくてもOK、サンドイッチにも◎。
ドイツといえば!の「ブレッツェル」は本場仕様。いかにもかたそうに見えるのですが、実は、太いところはモチモチなんです。細いところはカリカリで、その食感の違いもおもしろい。表面は塩味が効いていて、おやつとしても食事としても楽しめます。
アレンジパンもあります。「ゲルマン式あんバター」は、ブレッツェルの生地を使ったパンに、豆乳バターと餡が挟まれています。歯切れの良いパンは噛むとむっちり。バターたっぷりですが、甘さは控えめであっさりといただけます。ドイツパンと餡バターという意外にも思える組み合わせですが、実はすぐに売り切れてしまうほど人気なのだとか。
ドイツパンの材料はシンプルなので体にも優しいと言われています。また栄養豊富なことでも近年注目を浴びていますよね。
本場ドイツで学んだ伝統的な製法を大事にしながら、味にこだわり、ひとつひとつ丁寧に作られるパンの数々。「地元垂水から美味しいドイツパンを広めていきたい」という中谷さんの情熱はとどまることを知りません。
すでにパン好きの間では話題ですが、ドイツパンを初めて食べる人にもその魅力を伝えるという“使命”を負って、今後ますます進化してゆくお店なのだろうなと思いました。
場所
Bäckerei Neuss
(神戸市垂水区宮本町1-19)
営業時間
10:00~18:00 ※売り切れ次第終了
定休日
月曜日・火曜日