高岡まちなかでワンコイン朝ごはん【MANALANI Cafe】富山米おにぎり2個・味噌汁・ひとくち惣菜2品が500円! ランチも◎
つやつやのごはんとおいしいおかずが楽しめる、おにぎり。
目の前でにぎってくれる贅沢仕様の専門店や農家直営のカフェなど、米どころ富山でもおいしいおにぎりが食べられる店はいくつかありますが、店を選ぶ上で味と同じくらい大きなポイントとなるのが安さだっていう人、結構いませんか?
コンビニエンスストアやスーパーマーケットでも手に入る手軽なごちそうだからこそ、値段は重要。
というわけで、今回はひとつ150円のおにぎり。高コスパながら、炊きたての富山米をふっくら握ったおいしいおにぎりが食べられる「MANALANI Cafe(マナラニカフェ)」です。
店があるのは、高岡駅にも近いまちなか。朝ごはんにもぴったりです。
高岡まちなか 関野神社近くのカフェ
富山県高岡市の末広町。
高岡駅前の商店街がある末広通りをはじめ、図書館やホールを備えた複合施設やホテル、高岡のまちを開いた前田利長を祀る高岡関野神社などが町内にある、文字通り、高岡のまちの中心部です。
その高岡関野神社の赤鳥居から末広町交差点に向かって“高の宮通り”を歩くこと約1分。レンガ色の外壁にオレンジの看板が掲げられているのが、「MANALANI Cafe」です。
「MANALANI(マナラニ)はハワイ語で、神に守られるっていう意味があるんです」と、店長の藤川明子さん。明るい口調で微笑みながら教えてくれました。
昔ながらの商店街の中とあって、店舗は間口が狭くて奥に細長い造り。
そんな構造上の見栄えもあって、カジュアルなカフェというよりは清楚なレストランといった落ち着いた雰囲気で、思わず長居したくなるような心地よい空間が広がっています。
スタッフには福祉作業所の利用者も やさしいカフェ
カフェを運営しているのは、特定非営利活動法人えいぶる。
高岡養護学校(現在は高岡支援学校)の保護者で設立した法人で、福祉サービス事業として、就労継続支援B型事業所、生活介護事業所、共同生活援助事業所を運営しています。
「MANALANI Cafe」では、えいぶるの所長でもある藤川さんとスタッフ、そして福祉作業所の利用者あわせて5人が働いています。
「作業所のスタッフにはトッピングや洗いものなどをしてもらっています。お客さんと接することで、やりがいや喜びも感じてもらえたらと思っています」(藤川さん)
おにぎりの形をしたクラフト小物や、障子紙で作ったランチマットなどもスタッフの手作り。
店内のディスプレイにもぬくもりとやさしさがあちこちに感じられます。
ワンコインで朝ごはんにも 「おにぎりセット」
人気は「おにぎりセット」。
富山米のおにぎりがふたつ。それに味噌汁とひとくちサイズの惣菜2品、そしてデザートがついています。
驚くのは、その値段です。
半月盆に盛り付けられて見た目にも満足感のあるセットが、税込み500円。しかも、朝8時30分から提供されているので、朝ごはんでの利用もOKです。
5種の中から好みの具を選べるおにぎり
おにぎりは、枝豆昆布・とろろ昆布・鮭・梅干・明太子の5種類からふたつを選ぶことができます。
「いろんな具を試してみた結果、この5種類に落ち着きました。どれも人気ですけど、なかでも枝豆昆布、とろろ昆布はよく出るかな…」(藤川さん)
人気NO.1の枝豆昆布おにぎりは、塩昆布がいい塩梅。
枝豆もたくさん入っていて、食感がいいアクセントになっています。
とろろ昆布おにぎりは、中がしそごはん。
紫蘇の塩味ととろろ昆布の酸味で、こちらもペロリといけちゃうおいしさです。
「高岡駅近くのホテルに泊まった人が朝食として食べにこられたり、出勤前に立ち寄ってテイクアウトしていく方もいらっしゃいます」(藤川さん)
テイクアウトならおにぎり2個で税込み300円。県外客にもオススメしたい、贅沢な富山の朝ごはんです。
金曜だけの贅沢 限定メニュー「手打ち蕎麦」
金曜限定で提供している手打ち蕎麦もファンが多い人気メニュー。
長野県産の蕎麦粉を使って、毎週金曜の朝にだけ二八蕎麦を手打ちしています。蕎麦の風味も十分に楽しむことができ、手打ちならではの舌触りもいい感じ。しっかりとしたコシと弾力も味わえます。
つゆは少し甘めで、おにぎりと一緒に食べていく人も多いんだそう。
「福祉作業所のスタッフもフロアに出て、積極的に接客をしてもらっていますので、あたたかい気持ちで見守っていただけたらうれしいです」(藤川さん)
コスパだけでなく、居心地のよさも抜群のマナラニカフェ。手作りクッキーとコーヒーを飲みながら一服したいときにもオススメです。
【MANALANI Cafe】
住所 富山県高岡市末広町13-3
営業時間 8:30~15:00
定休日 日曜・祝日、土曜は不定休