春のルアーナマズ釣り攻略法 【序盤はナイトで徐々にデイゲームへ移行が正解】
身近な釣り場で手軽にトップウォータールアーで狙うことのできるナマズゲームは、水温が上がり始める春頃からシーズンインとなる。ナマズは夜行性でナイトゲームが有効ではあるが、デイゲームでも状況や季節などタイミングが合えば十分に楽しめる。今回、春シーズンのナマズゲームの狙うポイント、ナイトゲーム・デイゲームの切り替えタイミングを紹介する。
ナマズの繁殖期とポイント考察
ナマズは河川中流域、水路、池、沼など幅広く生息しており、私の住んでいる東北地方では田園風景が広がる用水路や小河川で狙うことができるメジャーなゲームフィッシュ。
5~6月は繁殖期で、4月頃から河川本流から細い水路、支流に入ってくるのが特徴だ。この時期は小場所で魚影が濃くなるので、幅1m以内、水深30cm以内の所でもポイントになる。
ルアーナマズ釣りタックル紹介
ロッドはナマズ専用ロッド、バスロッド、怪魚ロッド、自分の好みのテイストのロッドで大丈夫である。私は仕事帰りや空いた時間で楽しめるよう、持ち運びに便利なパックロッドを選択している。リールは手返し重視でベイトリールを選択しよう。ラインはナイロン16~20ポンド、またはPE2号程度にナイロンリーダー20~30ポンド程。その他、針を外すペンチ、ラバーランディングネットなどもあれば足場の高い水路やリリース時に魚体に配慮した釣りができる。
ナマズ釣りに使うルアー
ナマズは視力が悪い魚で、音に反応して捕食するため、音のうるさいノイジー系ルアーが主流となる。ナイトゲームでは視認性確保のため、ケミホタルを装着できるナマズルアーがよい。
デイゲームのカバー狙いであればフロッグもかなりの武器になる。フロッグは小型ナマズはフッキングせず、大型ナマズであれば一発吸引系のバイトで飲み込み、フッキング率もかなり高い。フックはダブルフック、バーブレスを推奨する。
春のナマズの釣り方
基本的に水深1m以内の水域をノイジー系ルアーでランガンすることになる。ナマズがいれば比較的反応は良く、水面でバイトが見られ、迫力満点である。ナマズの定番ポイントの流れ込みは夏場なら一級ポイントとなるが、早春は反応がいまいちであることが多い。
デイゲームではカバーに潜んでいることが多いので、ノイジー系ルアーで通せないポイントはフロッグが有効である。フロッグもシェイクや提灯で吊るして音を出すことを意識しよう。
春のナイトとデイゲームの切り替えについて
3月~4月はナイトゲームが中心となるが、気温が上がり、代掻きによって濁りが入った河川、水路はデイゲームでもかなり反応が取れるようになる。
静寂の暗闇を裂くようなバイト音が楽しめるナイトゲームとは対照的に、見て楽しむデイゲームと二重で楽しむことができるのが春シーズンだ。この春は、是非ナマズゲームに挑戦していただきたい。
<黒田初/TSURINEWSライター>