「アガサ・オール・アロング」好評、マーベル・ドラマ史上最高の継続率 ─ 「デアデビル:ボーン・アゲイン」にも弾み
マーベル・スタジオの新ドラマは堅調な評価を固めている。マーベルのドラマ史上最も低予算で製作されたというこのドラマは、米では批評家スコア82%、一般観客スコア81%の高評価。初週には930万視聴数を獲得している。
プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウムによれば、本作はマーベルのドラマ史上、最も高い継続率を記録しているということだ。具体的な数値こそ明らかになっていないが、スタジオが配信ドラマの成功の是非を判断する際、継続率は大きなファクターとなることは間違いない。
「アガサ・オール・アロング」のような、気軽に楽しめるドラマシリーズが評価されたことを受け、2025年配信予定の「デアデビル:ボーン・アゲイン」にも良い風が吹きそうだと、は予感している。これはで展開された、ニューヨークを拠点とするヴィジランテ・ヒーローのドラマをマーベル・スタジオに移植復活させる注目作。デアデビルの戦闘を描くのに、「シー・ハルク」や「ロキ」ほどのVFXは必要ない。より小回りの効く環境で、伸び伸びとした創造的なドラマが見られることに期待したい。
スタジオは「エコー」(2024)以来、ドラマシリーズの世界観をへとシフトさせた。ウィンダーバウムも「エコー」を経て、「独立したリミテッドシリーズ」のようにすべきとの方針を学んだと。
「アガサ・オール・アロング」もまさにその好事例となりそうだ。「ワンダヴィジョン」の実質的続編というハードルの高さを飛び越え、キャラクターやエピソードの魅力があれば視聴者を惹きつけられることを、この魔女たちの魅惑のシリーズは証明しようとしている。
「アガサ・オール・アロング」はで配信中。
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