<同居の嫁をパシる!>実家へ里帰り!ミルクを届けてくれたのは……「同居って便利!」【まんが】
私(サナコ)は、先日第一子を出産したばかりの新米ママです。はじめての育児は分からないことや、不安なことが多くて大変ですが、実家の母は看護師。里帰り出産して看護師の母と一緒に新生児期を乗り越えられることに、心強さを感じていました。母は兄家族と敷地内同居をしながら暮らしていますが、父は数年前に他界していて、基本はひとり暮らし。母は夜勤などがあって帰らない日も多いため、買い物などは義姉が届けてくれます。私は新生児がいるため、外出できないからとても助かっています。
里帰りをしているとはいえ、母は働いているため、いない時間も多いのです。そんな中、はじめての育児に奮闘中です。
予期せぬハプニングがおこるもので……「何かあれば連絡してね」という母の言葉に甘えてメッセージを送ることにしました。
母におつかいのお願いをいれると、すぐ1時間後くらいに義姉が訪問してきました。さっき母に頼んだものを買い物をしてうちに届けに来てくれたのです。
兄の奥さんであるユウカさんは、実家と同じ敷地に暮らしています。
はじめての新生児育児は、想像以上に大変でした。 けれど母と一緒に乗り越えることができて、だいぶ心強かったです。 しかし母はまだ現役で看護師として働いているため、仕事で不在のときが多いです。 自宅に戻ったときの予行練習にもなるし、そこはたいして気に留めていなかったのですが、買い物だけはどうしても行けないので困っていました。 「何かあれば連絡してね」と母が言ってくれたので、休み時間に抜けて届けてくれるのかな? と思っていました。 すると、どうやら母が敷地内同居をしている義姉に頼んでくれたらしく、リクエスト通りのものを届けてくれました。 たくさんの人に支えられて、私は新生児育児を乗り越えたいと思います!
【義姉の気持ち】「え、また?」頻繁に頼まれる買い物にブチギレ!
私(ユウカ)は、夫と2人の子ども(幼稚園児2人)の4人暮らしをしています。義母とは敷地内同居をしています。義父は数年前に亡くなっており、義母は現在ひとり暮らし。看護師としてバリバリ働いています。夫の妹であるサナコちゃんは、先日第一子を出産したばかり。里帰り出産をしており、義母が仕事のときなどはひとりで育児に奮闘しているようです。しかしここ最近、義母から買い物の依頼が来るようになったのです。もちろん義妹が外出できないことは分かっていますし、急に何か必要になるのも分かります。しかし何でもかんでも私をあてにしないでほしいのです。
私も買い物があるし……ついでだし、いっか~と気軽に引き受けてしまったのがいけなかったのでしょうか? それから何度も何度もまるで「買い物要員」かのようにメッセージで義妹のための買い出し依頼がくるのです。
ちなみに、買い出ししてきた品物と一緒に、レシートを渡してもまだ一度もお金を返してもらっていません。
「私をアテにしないで下さい!」と義母にメッセージを送りました。
しかし、どうしてもお願いと言われてしまいました。仕方がないので、もうこれが最後と心に決めて買い物を済ませて義妹に届けると、お金が入った封筒を渡されました。
いままでの買い物の立替金と、少し多めに入ってるとのことでした。その理由が……。
「これからもお願いするかもしれないから~」
頭にきた私はついに言ってしまうのでした。
義妹の出産はおめでたいことだし、里帰りをすること自体は何の問題もありません。 義母が忙しいのも知っているし、どうしてもということであれば手を貸すこともあると思います。 しかし当たり前のように「手伝い要員」にされてしまうことに、違和感を覚えたのです。 誰かをあてにした生活は、いつか歪みを生みます。 これ以上言いなりになるつもりもなかったので、ハッキリとお伝えしてお断りをさせてもらいました。 しかし私の言葉に、義妹は軽蔑のまなざしを向けてくるのでした。
【実母の気持ち】頼ったらダメなの?「アテにするな!」キレる息子
私(義母)は、数年前に夫を亡くし、現在はひとり暮らしをしています。息子家族は敷地内同居をしてくれているし、看護師というやりがいのある仕事を続けられているので、毎日それなりに楽しく、忙しく過ごしていました。そして先日、娘のサナコが第一子を出産しました。旦那さんは仕事が忙しいため、里帰り出産をしてわが家で過ごしているのです。久しぶりの新生児育児を娘と一緒にすることができて、私は幸せでした。しかし新生児を育てている以上、なかなか娘は外出ができません。私が仕事中に何か欲しいものがあった場合は、敷地内同居をしているユウカさんにお願いしよう。そう思っていたのに、ユウカさんは冷たい態度を取ってくるのでした。
「ユウカさん、お金受け取ってくれなかったよ」と、娘のサナコはとても不機嫌でした。今までユウカさんに買い物を頼んでいたけれど、お金を支払っていないことにまったく気付いていませんでした。
「多めに渡したお金を突き返されたことはショックだわ~」私たちがそう愚痴を言い合っているとインターホンが鳴り、息子のケンタがやってきました。なにやら話があるそうです。
「サナコと母さんの事情に、勝手にウチを巻き込まないでくれよな? 人の奥さんをコキ使うな!」
息子に怒られてしまいました。
「親しき仲にも礼儀あり。距離感、間違えるなよ」
息子のこの言葉は、これからも敷地内同居を続けていくためにも肝に銘じておかなければならないと思いました。
最初はユウカさんに対して「これくらいの頼みごとを聞いてくれても」と思ってしまっていました。 ユウカさんのことを勝手にあてにして、私たちの事情に巻き込んでいたことに気付いてなかったのです。 ケンタの言葉で初めて自覚しました。 本当に申し訳なかったと心から反省。 その後、サナコは必要なものはネットで頼み、食材もネットスーパーを利用することで、買い物への負担を大幅に減らすことができました。 里帰りから自宅に戻っても、同じようにネットスーパーを利用すると言っていたので、これからの生活の参考になったはず。 息子家族とはこれからも距離感に気を付けて、仲良く暮らしていきたいと思います。 同じ敷地に住んでいても、互いに気遣いがあって成り立つ関係だと改めて感じました。