【清水区・長澤瓦商店】こんなにイケてる「瓦」ありましたか?! 自分で選べるアロマストーンも体験
シックな色合いのアクセサリーや小物、その正体は「瓦」です。途絶えてしまった「清水瓦」に新たな火を再び点す店が静岡市清水区にあります。瓦でできた素敵な商品を紹介。自分でパーツを選べるアロマストーンも体験してきました。
【画像】店内の様子や商品の画像! この記事のギャラリーページへ巴川沿いにある和モダンな店
静岡市清水区の静清バイパス能島ICすぐ南。
巴川沿いの事業所や住宅が建ち並ぶ一帯にあるのが「長澤瓦商店」です。
倉庫のような外観の店の入り口には、紺色の日除けのれんに「長」のマークが。モダンながら和の雰囲気を感じます。
華麗な変身をした瓦
アクセサリーや小物が置かれ、ダーク調に統一された落ち着いた店内。
ここは何の店なのでしょうか。
長澤瓦商店・長澤玲奈さん:
ここは瓦でできたアクセサリーやインテリアを販売している店です。
屋根に使われる瓦が、まさかのおしゃれ小物に変身していたんです。
瓦の“いいとこ”を小物に
実はこれらの小物、瓦の持つ特性を最大限生かして作られています。
まずは瓦の色を生かしたピアスやイヤリング。
長澤瓦商店・長澤玲奈さん:
どんな服、どんなシーンにも合わせやすいとお客さんから言ってもらっています
シックで重厚に見えるブレスレットは、持ってみるとその軽さに驚きます。「瓦は見た目より軽い素材」と長澤瓦商店の長澤玲奈さんは言います。
さらにアロマストーンにもなるんです。
瓦は水分を吸収しやすく、発散もしやすい素材。その性質を利用することで、おしゃれな小物に変身したんです。
完全に途絶えた「清水瓦」を復活
でも長澤さんは、なぜ瓦で小物を作ろうと考えたのでしょうか?
長澤瓦商店・長澤玲奈さん:
もともと「清水瓦」というものがこの地域にありましたが、今は完全に途絶えてしまいました
実は清水は昔、瓦の一大産地でした。ところが、1974年に発生した七夕豪雨で、巴川が決壊。
ほぼすべての生産設備が壊滅し、清水の瓦産業はそのまま姿を消すことになったのです。
瓦店の家庭に生まれた長澤さんは、清水瓦を復活させたいと一念発起。
長澤瓦商店・長澤玲奈さん:
瓦のアクセサリーや小物で親しみやすくして、「清水瓦」を知ってもらう機会を増やしたいと思いました
自分で選べるアロマストーン体験
そんな思いの詰まった小物の中で気になったのは、「選んでつくるアロマストーン(2200円)」です。
弦間彩華アナウンサーがアロマストーン選びを体験してみました。
その製作はとても簡単です。
(1)まずは瓦チップを小箱に詰める
(2)厄除けの効果があるといわれる瓦玉を2つ選ぶ
(3)好きな瓦パーツから好みの2つ選ぶ
思わず迷ってしまうのが、一番上の見える面に飾る「瓦パーツ」選びです。
長澤瓦商店・長澤玲奈さん:
怒っているのが厄除けの小鬼、笑っているのが福を呼ぶ小鬼です
一つ一つ、小鬼たちの表情が違うんです。
弦間アナは静岡らしく富士山のパーツと、笑う小鬼のパーツにしました。
清水瓦の斬新な変身に感動。地域の新たな魅力に触れた充実の旅となりました。
■店名 長澤瓦商店
■住所 静岡市清水区能島160-3
■営業時間 10:00~16:00
■定休 日・月※臨時休業あり