「先生の前でそんな話をしないで!」突然、父をかばうような態度の母に困惑 #母の認知症介護日記 178
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
父が病院に付き添ってくれたのがうれしくて、明らかに浮かれている母・あーちゃんと、良い夫を演じる父の振る舞いにワフウフさん姉妹が終始イライラさせられている中、またもやあーちゃんが「お財布がない!」と騒ぎ出しました。あーちゃんはすぐに父に確認しますが、父は知らないと言い張り、あーちゃんがお金がないと騒ぐのは、ワフウフさん姉妹がお金を渡さないからだと文句を言ってきました。そこで、お金は会うたびに渡しているけれど、なぜかなくなると姉・なーにゃんが説明し、父に何か知らないかと尋ねたのですが、父はなぜか逆ギレ。その勢いのまま、父はワフウフさん姉妹が言及してこなかった、お財布から消えた金額を具体的に言ってしまい、ワフウフさん姉妹はさらに父を疑うようになったのでした。
一家総出で診察室へ…
あーちゃんのお財布がなくなったことで、ワフウフさん姉妹と父は、病院で口論になってしまいました。父は、相変わらずあーちゃんの通帳とカードを返すように迫りますが、あーちゃんから管理を任せられているワフウフさん姉妹は、それを拒否。しかし、口論の中で「自分のお金は自分で持ちたい」とあーちゃんが言ったため、ワフウフさん姉妹はあーちゃんがどうしたいのかがわからず困惑してしまいます。おそらくこれは、父が何度もあーちゃんに刷り込んで言わせたものだと思いますが、話は平行線のまま。病院のスタッフから、他にも患者さんがいるからと言われ、別室に案内されてしまう事態に……。
別室に移動してからも話は続いていましたが、ほどなくして診察の順番が回ってきたので、診察室へ……。
険悪ムードをまとったまま、家族総出で診察室に現れた私たちを見て、先生も困惑気味です……。
父は、せっかく看護師さんが椅子を3つ用意してくれたのに、真ん中に足を広げて座ったため、私たちは座る場所がありません……。
あーちゃんの検査結果はというと、またまた悪化です。薬が飲めていないという話になり、ここぞとばかりにやさしい夫を演じる父。
そこに、姉がちょっと強めに口を挟みます。
すると、父は声を荒らげてきたのです。
私も負けじと言い返しますが……。
あーちゃんが父をかばいながら仲裁に入るという、まさかの展開です。
先生も、なんとかその場をおさめようと必死のようで、いろいろと提案してくれました。
別室に案内されて話を続けていたところ、診察の順番が回ってきました。話し合いを中断して診察室へ移動したのですが……せっかく看護師さんが家族用の椅子を3つ並べてくれたのに、父がど真ん中の椅子に足を広げて座ったため、私たちは座れず……。感じの悪い父に、腹を立てながらも検査結果を聞くと、あーちゃんの糖尿病の数値はまた悪化……。薬が飲めていないという話になり、そこでもちょっと言い合いになってしまいました。
そして、「僕が一番あーちゃんを心配しているんだ!」と声を荒らげる父に対し、私が「生活費も渡さないで心配してるって言われてもねぇ?」と嫌みっぽく言ってやったところ、あーちゃんが急に「先生の前でそんな話をしないで!」と父をかばうような発言をしてきたのです……。昔から、人前で自分の夫を悪く言うのを良しとしないところがあるあーちゃん。認知症の症状が進行していても、そこは変わらないようです。
先生は、もめまくる私たち家族を丸くおさめようとしたのか、お薬カレンダーの利用を提案してくれたり、飲めなかった薬は持って来てくれれば調整すると言ってくれたのでした。
--------------
険悪ムードの家族がゾロゾロと診察室に入って来て、先生もビックリしたかもしれませんね……。あーちゃんの数値はまたまた悪化していたので、父もちゃんとそれを受け止めて、あーちゃんが薬を飲み忘れないよう協力してくれればいいのですが……。今日の態度を見ていると、それはかなり難しそうで悩ましいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。