「無印良品週間」が大ウケで大幅な上方修正!良品計画の今期は過去最高の決算を見込む
国内外で「無印良品」を展開する良品計画は1月10日、2025年8月期の第1四半期決算を発表した。売上高にあたる営業収益は1976億9000万円(前年同期比21.3%増)、営業利益は219億5700万円(同58.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は149億5500万円(同52.6%増)と、大幅な増収増益だった。営業収益、営業利益、経常利益は四半期ベースで過去最高を更新した。
国内事業、海外事業ともに好調で、国内事業の営業収益は前年同期比25.0%増の1221億円、営業利益は同50.7%増の150億円だった。会員に割引価格で提供する優待企画「無印良品週間」が、好業績に大きく貢献した。また、新規顧客を取り込みながら、過去6カ月以上購入実績がない休眠顧客を呼び戻せたことも大幅な増収につながった。
海外事業の営業収益は前年同期比15.9%増の756億円、営業利益は同38.6%増の144億円だった。中国大陸の収益が改善されたことが大きく、中国市場単体では営業収益は前年同期比21.5%増の345億円と2桁の増収だった。「無印良品」は、11月末の時点で国内649店舗、海外699店舗を展開しており、前期末から118店舗増加して計1348店舗となり、国内外で店舗網を拡大している。
良品計画は同日、2025年8月期の通期連結業績予想の修正を発表した。営業収益は7540億円(修正前は7340億円、前年比14.0%増)、営業利益は640億円(同550億円、同14.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は440億円(同380億円、同5.9%増)とした。営業収益と各利益は今期、過去最高を更新する見込みだ。