【究極】ワークマンの “着る断熱材” こと「エックスシェルター」がヤバい / 1月のアラスカ(マイナス15度)も余裕で5800円! さっそく着たら死にかけた…
先日開催されたワークマンの2024年秋冬新製品発表会のコンセプトは「機能の格付け、始まる」だった。簡単に言うと、製品それぞれの機能レベルを購入者に理解してもらったうえで、自身の使い方に最も適した商品を選んでもらおうってこと。
会場では「防水」「防寒」「ストレッチ」といった機能がどのような使用環境に対応するのか1目で分かるように5段階の格付けが行われていた。たとえば「1月の仙台(5度)で快適に過ごせるアイテムはこちら」といった感じで。
そんな展示会で1番の目玉として発表されたのが “着る断熱材” なるキャッチコピーが付けられた……
「X shelter(エックスシェルター)」
一言でいえば「住宅の断熱素材」を使った衣服。家の断熱材は外部環境からの熱の侵入や内部の熱の逃げを防ぐ役割がある。衣服にも断熱材を使用することで、衣服内の快適温度を保つことが可能らしい。
今回は「特殊断熱シート」と「吸光発熱わた」を組み合わせた外部環境を無効化する新素材を使用したジャケット・ベスト・パンツ・マフラー・シュラフ(寝袋)を発表。
つまり、衣服内の熱の流出を防ぐ「特殊断熱シート」と、外の光を吸収して発熱する「吸光発熱わた」のコンボによって快適なあたたかさを保つという。マイナス20度でも寒くない(ってか何も感じない)そうだ。
そんなわけで、発表会当日にWEB予約をして「断熱防水防寒ジャケット(5800円)」をゲット(ブラック・LLサイズ)。1月のアラスカ(マイナス15度)でもOKとのこと。初詣や福袋等の行列でも寒い思いをしなくてすみそうだ。
・X shelter「断熱防水防寒ジャケット」
あらためてジャケットを確認すると意外と薄くて軽い。聞けば、同商品は赤十字の災害救援の専門家と連携して開発したそうで、従来の防寒服より軽量で保温性に優れている点が高く評価されたという。
んで、6つのポケット付きで収納力が高く、ワークマンならではの防水仕様で雨の日も余裕。防水性を高めるために全体に止水ファスナーを使用しているのも特徴だ。
さらに……首元には冷気の侵入を防ぐためのクッション(ネックバッフルと呼ぶらしい)が付いている。これは新しいぞ。
また、衣服内の温度をチェックするためのサーモメーター付き。実際に使うかどうかはさておき、話のタネになりそうな機能だ。
・着てみた
実際に着てみると……たしかに薄くて軽い。「発熱わた」は存在感弱めだ。言うまでもなく分厚い防寒着と比べると動きやすい。
巾着フード仕様だからフードのゴムひもを絞ると冷気が入りにくくなる。冬は耳が冷えますからね。
ってか今更だけど……
絶対に9月に着るものではない。
マジで暑すぎて死ぬかと思った……とはいえ、2024年最も注目の商品だから興味があれば公式サイトで通常販売の通知を登録しておくこと(事前予約販売は終了したため)。コスパは言うことなし。タフさが売りのワークマンならではの商品なのでぜひ!
参考リンク:ワークマン「エックスシェルター断熱防水防寒ジャケット」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.