Yahoo! JAPAN

収入を増やす!転職を考える人へ「給付金も活用」"仕事をしながらスキルを身につける"「リカレント教育」

SASARU

札幌のファイナンシャルプランナー大川真理子です。

まだ上着が手放せない気候が続きますが、店頭には春物のジャケットやインナーが並び、新年度の気配を感じます。

ところでみなさんは今年の始めに「2025年の目標」って立てましたか?「何も立てていなかった」という方、新年度に合わせて何か目標を考えてみるのはいかがでしょうか。

スキルを身につけ新たなステージへ

学生の頃は一年一年、きちんと学んでいれば基本的に学年が上がり、卒業式というステージへ上がることができました。

社会人の場合、収入を上げたい、転職したいといった、新たなステージに上がるためには、スキルを身につけることが手助けになります。

スキルと言っても、何をすればいいのか迷ってしまいますが、文部科学省が紹介している「社会人の学びの情報サイト、マナパス」では、経営や法律をはじめ、デザイン、看護、IT系など色々な講座の検索ができるようになっています。

具体的なことを考えていなくても、サイトを眺めているうちに、いい案が浮かんでくるかもしれません。

在職中だからこそ使える「教育訓練給付金」

講座を受講すると費用が気になるものですが、在職中の方は「教育訓練給付金」を活用しましょう。教育訓練給付金とは、厚生労働大臣が指定した講座を受講・修了した個人に対して、受講料の20〜80%を国が支援する制度です。

主な対象者として、雇用保険の被保険者もしくは離職してから1年以内で、今までに教育訓練給付を受けたことがない、および雇用保険の加入期間が1年以上の方です。

必要な手続きはハローワークにて教えてもらえますので、興味のある方は問い合わせしてみましょう。

実はこれらは「リカレント教育」と呼ばれています

仕事をしながらスキルを身につけ学んでいくことを近年、「リカレント教育」と呼ぶようになりました。ちなみにリカレントとは英語で「繰り返す」とか「循環する」という意味です。

「リカレント教育」と並んでよく耳にするのが「リスキング」です。こちらは主に、企業が従業員に対して、時代のニーズに即した能力・スキルを身に付けさせる学び直しのことを指します。

働く期間が長くなることをふまえ、一歩踏み出す

超高齢化社会をむかえた現在、労働人口を増やすためにもリカレント教育は重要なポイントになります。

また、健康で過ごすことのできる期間(健康寿命)が長くなっていますので、できるだけ長く働くイメージを持ちながら、キャリア形成することが大切です。

収入を上げつつ、希望の分野で働くためにも、2025年度はスキルを身につける年にしてみませんか。今は小さな一歩でも継続すると、大きな差へと繋がっていきますよ。

【関連記事】

おすすめの記事