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「街歩きの三大鉄則」を大竹まことが聞く 上りより下り道の方が圧倒的いい理由とは?

文化放送

お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 1月17日の放送は、集英社新書から発売中の『東京裏返し 都心・再開発編』を著した、東京大学名誉教授で国学院大学観光まちづくり学部教授の吉見俊哉氏をお招きし、金曜パートナーの壇蜜とともに本の内容について伺った。

大竹「吉見さんはよく歩いていらっしゃる」

吉見「歩いてます」

壇蜜「一日どれくらい?」

吉見「だいたい一日歩くと、2万歩、2万5千歩。最大が3万6千歩」

大竹「うわ、すごい。歩いてると、何か発見するようなものはありますか?」

吉見「ありますよ。街歩きの三大鉄則というのがあるんです」

壇蜜「いち!」

吉見「もしあなたの前に広い道と狭い道があったならば、必ず狭い道を行きなさい」

大竹「なんとなくわかるような気もします」

壇蜜「に!」

吉見「もしあなたの前にまっすぐな道と曲がった道があったら、必ず曲がった道を歩きなさい」

大竹「なんかわかるような気がする」

吉見「うれしいなあ」

壇蜜「さん!」

吉見「もしあなたの前に平らな道と上り下りがある道があったら、必ず上り下りのある道を行きなさい」

壇蜜「難所を選べってこと?」

吉見「これは人生もそうだと思うんですけど、そういうところを歩いていると、違う時代とか、思わぬ風景とか、要するに町歩きがドラマになってくるということを、ずいぶん経験します」

大竹「今のお話では、上り下りが一緒になっていましたけども、上り下りはどちらを行けばいいですか?」

吉見「下りの方が圧倒的にいいですね。

大竹「なんで下りのほう?」

吉見「人生もそうなんだけど、まあ人生のことは置いといて。街歩きの時に上り坂を登るときは、目標地点が見えるんですよ。だから、そこに意識が向かっていく。ところが、下り坂の時は注意していないと、崖から落ちちゃったりとか、転んじゃったりしやすい。それから周りの風景を見渡しながら進んでいくと、ちょっとした細い道の曲がり角があったりして、その向こうに例えば昭和の初めから続いているような長屋街とか、あるいは古い小道とか、色んなものが見えてくる。思わぬ風景が曲がった先に見えてくることがあって、それは結構感動しますね。まっすぐな道、平らな道、広い道は、目標地点に早く行こうと思ったら、当然早く行けるんですよ。だけれども、早く行こうとすると、途中のプロセスを経験しないことになっちゃう。ところが、曲がった道とか、上り下りがある道とか、狭い道を行くと、少し時間がかかるんだけれども、途中のプロセスが大切になってくるから、そこでいろんな経験を積んでいくことができる。街歩きの基本は、細い道、曲がった道、上り下りのある道を行くことです。その方が楽しいんですね。町の風景にドラマがあるから。そんなことをこの本中に書いています」

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