【新潟県内では過去最多の押収量】MDMAやケタミンをハンガリーから密輸、ベトナム国籍男性3人を検挙
新潟県五泉市で児童を対象とした不審者事案
新発田警察署、阿賀野警察署、国際・薬物銃器対策課、東京税関新潟税関支署の合同捜査班は2月13日までに、航空貨物に隠匿し日本に密輸入した麻薬(MDMAなど)約804.2グラムを押収するとともに、新潟県聖籠町大字別條在住で無職のベトナム国籍男性(21歳)ら3人を麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的輸入等)、関税法違反の疑いで検挙した。
検挙されたのは、聖籠町大字別條在住で無職のベトナム国籍男性(21歳)、聖籠町大字別條在住で特定技能のベトナム国籍男性(28歳)、聖籠町大字別條在住で技能実習生のベトナム国籍男性(38歳)の3人。
検挙された無職のベトナム国籍男性(21歳)は、2024年9月30日、聖籠町地内において、MDMAの錠剤1袋を所持した疑いがもたれている。
また、同ベトナム国籍男性は複数人と共謀のうえ、2024年7月4日、MDMAの錠剤約663.63グラム(末端価格約912万円)と、麻薬であるケタミンの粉末約140.56グラム(末端価格不明)を隠匿した航空貨物をハンガリーから日本に密輸入しようとしたが、税関職員の検査により発見された。さらに、同年6月14日にも密輸入し、6月15日に通関させ、密輸した疑いがもたれている。
検挙された特定技能のベトナム国籍男性(28歳)と技能実習生のベトナム国籍男性(38歳)は共謀のうえ、2024年6月18日、聖籠町地内において、MDMAの錠剤相当量およびケタミンの粉末相当量を所持した疑いがもたれている。
2024年7月8日、東京税関新潟税関支署から新潟県警に「配送先が新潟県内宛ての航空貨物に違法な薬物が隠匿されている可能性がある」と通報があり、事件が発覚。その後、警察による捜査の結果、ベトナム国籍男性3人の検挙に至った。
新潟県警は、捜査上の理由により、検挙された3人の認否についてはコメントを差し控えるとしている。
なお、今回の事件で押収されたMDMAの量については、新潟県内では2011年以降で過去最多の押収量だという。