超貴重!弟子屈町内でしか買えない“幻”の「摩周メロン」夏の楽しみを逃さないで!
夏の楽しみの一つ、メロンのシーズンが始まっていますね! 北海道では夕張メロンや富良野メロンなどが有名で、よく聞かれるのではないでしょうか。
そんな中、みなさんは「摩周メロン」という幻のメロンがあることをご存知ですか?道東・弟子屈(てしかが)町内で作られる、生産数が少なく貴重なメロンを今回はご紹介します。
町内でしか流通しない“幻”の摩周メロン
1985年から栽培が始まり、約40年の歴史を築いてきた摩周メロン。なぜ「幻のメロン」と言われるのでしょうか。それは、生産量も生産者自体も少なく貴重だからなんです。
町内で摩周メロンを生産する農家はわずか7軒のみ。生産玉数は約2万玉ととても少なく、市場にはほとんど流通しません。以前から、郵便局の「ふるさと小包」でギフトとして全国に送られてはいますが、直接買うには弟子屈町に来るしかないんです。
最近では、ふるさと納税の返礼品にもなっているので、遠方の方も手に入れるチャンスが広がりました。
メロンの収穫時期になると、町内にある直売所や道の駅、Aコープてしかが店に摩周メロンが並びだします。
「釧路根室管内でメロンを栽培しているのは弟子屈町だけみたいなんで、この辺りの人たちの夏の楽しみになってくれてるのかなっていうのはありますね」と、摩周メロン生産組合の大森さん。
弟子屈町ならではの気候が生み出す”スッキリとした甘さ”
摩周メロンは赤肉と青肉の2種類あります。どちらもスッキリとした甘さと、長く日持ちするのが大きな特徴だそうです。
「摩周メロンの赤は味がすっきり、さっぱりしています。なので、最初から最後までおいしく食べ切れるっていうのが最大の特徴です。青肉はさっぱりっていうのが、青肉メロン全般の特徴なんでそれに倣ってはいるんだけど、その中でも他と比べるとやっぱりおいしいと思います」
昼夜の寒暖差が大きい弟子屈町の気候だからこそ、糖度もグッと乗ってくるのだそうです。
摩周メロンは、他のメロンに比べて少し長く日持ちします。贈答用にもぴったりですし、旅行中に買って帰って家でゆっくり味わうのにもちょうど良いですね!
メロンのために天気と向き合う生産者の努力
まもなく収穫の最盛期を迎える摩周メロンですが、最近の不安定な天候が生産者を翻弄しているようです。
「収穫間近は一番糖度が上がってくるんですが、必要な太陽が曇り続きでないんです。日が当たりすぎても萎れてしまうのでネットをかけたり、曇りだったら取ったり。農園のあるこのエリアは曇り予報でも予告なく晴れたりするんで、管理が大変です」
同じ弟子屈町内でも市街地とは天気が違うことが多く、天気予報と雨雲レーダーを毎日にらめっこしているそうです。日々天気と戦っているので、出かけることもできないのだとか。
「手間ですけど天気や気温に合わせて面倒を見ると、メロンの表皮に細かいネットができて価値の高い良いメロンができるんです。糖度がしっかり上がるまで、ここだ!という時まで収穫を待ちますよ」と、教えてくれました。
おいしいメロンを届けるために、根気よく天気とメロンに向き合う、生産者の妥協のない熱い思いが伝わって来ました。
追熟をしっかり!おいしい摩周メロンの食べ方
「やはりメロンはそのまま食べるのが一番!」とのことで、摩周メロンをおいしく食べるポイントを教えていただきました。
「基本的にメロンは常温で保存し、追熟させて甘さを乗せます。摩周メロンは日持ちする分果肉がしっかりしているんです。だから早く食べ過ぎちゃうと硬いので追熟をしっかり!そうすると果肉がしっとりしておいしいです」とのこと。
赤肉はとくにしっかり置くのがポイント。2時間ぐらい前に冷蔵庫で冷やしてから食べるのがベストだと教えてくれました。
弟子屈町内でしかほとんど手に入らない“幻”のメロン、気になりませんか?夏の短い期間にしか出回らない道東の貴重なメロンをぜひ、味わってみてください!
摩周湖農業共同組合
住所:北海道川上郡弟子屈町中央3丁目7番12号
電話番号:015-482-2104
HP:https://www.jamashuuko.or.jp/special/
摩周メロン直売所
住所:北海道川上郡弟子屈町摩周3
電話番号:015-482-2928
営業時間:午前10時〜午後5時
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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