田代半僧坊で春の大祭 愛川町の勝楽寺
愛川町の風物「田代半僧坊春の大祭」が4月17日、勝楽寺(鴨下俊道住職)で開かれた。
同祭は、山の守り神としてあがめられる半僧坊大権現の分身を、静岡県の寺から1890年に勧請したことに由来する伝統行事。そのゆかりから、同寺は「田代の半僧坊」の名で地域住民から親しまれている。
祭りは午前9時から午後9時まで行われ、午後4時には近隣の田代運動公園の駐車場は満車となり、学校を終えた子どもたちが友人と境内で小遣いを握り、チョコバナナや玩具を品定めする様子が見られた。
総代会長の荻田哲郎さん(83)は「昔はもっと出店も多く、境内がごった返すほどの人出だった。小さい頃は綿菓子やヨーヨーを買ったりするのが楽しみだった」と往時を振り返った。
ステージでは、キッズダンスや愛川町歌謡協会の会員による発表なども行われた。