村上佳菜子さんと、ハイアット リージェンシー東京ベイで優雅な夕暮れ時を。
昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、プロフィギュアスケーターでタレントの村上佳菜子さん。
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
要:僕ね村上さんをバラエティーでよくお見かけするんですけど、なんか見ちゃうんですよね!
村上:うれしい!!
要:なんかチャンネルを止めちゃう!元気がもらえるんですよね、笑顔がなんか。。。
近藤:チャーミングですよね!本当に笑っているというのが伝わってくるといいますか!
村上:多分馬鹿正直なんだと思います(笑)喜怒哀楽が、正直に顔に出ちゃうタイプなんだと思います(笑)
今月4週間にわたって、村上さんにお話を伺っていきます!
出会いのきっかけは…かき氷
1月に結婚を発表され、9月には、宮古島での挙式をあげられています!おめでとうございます!まずはこの結婚についてのお話を伺っていきます!
要:なんで、宮古島だったんですか?
村上:もう、宮古島は、なんていうかパーソナルカラーが一緒なんです!
要:宮古島って、、、人??
村上:パーソナルって人か!(笑)なんか、宮古島が持つエネルギーといいますか、めちゃくちゃ自分に合っていて。それですごく大好きで、絶対に宮古島で式を挙げたいなって思っていたんです!
『来てくれる人みんなに宮古島を好きになってもらいたい』というテーマで式を企画した村上さん!また、式にはあるドレスコードがありました、、、
村上:みんなにはピンクで来てって言って!(笑)
要:今日も、ピンクをお召しになっていますし、ピンクが好きなんですか!
村上:最近ピンクが来てます(笑)
そんな村上さんが旦那さんと出会ったきっかけは『かき氷』。
多い日では、1日に9杯も食べたことがあるというほど、かき氷が大好きな村上さん、旦那さんは行きつけのお店の店員さんだったということ!
村上:でも、旦那さんが働き始める前から私はお店に通っているので、、、私の方が先輩です(笑)
要・近藤:あははは(笑)
氷の上だけじゃない!地上での回転練習
現役引退後も、プロのスケーター、解説者、コーチとして活躍している村上さん。
初めて氷の上に乗ったのは、わずか3歳。6歳年上のお姉さまが習っていたこともあり、村上さんも小さい頃からリンクが遊び場だったそう!
要:日々の練習は、そりゃあもう大変なんだと思うんですけど、いわゆるジャンプや、くるくる回ったりというのは、どんな風に取得していくものなんでしょうか?
村上:もう毎日毎日練習を、氷の上でもしていましたし、夜には家でお母さんの厳しいレッスンがあって、、、
要:え!氷無いのに…!?
村上:氷の無いところで縄跳びを何十回何百回飛んだり、地上で回転の練習をしたり、あとはダンス習いに行ったりとか。フィギュアスケートって、技術だけじゃなくて芸術も必要なので、そういうトレーニングも、めちゃくちゃやっていましたね。
近藤:回転練習を地上でやるんですか!?
村上:地上でやりました!トップの選手とかだと、普通に地上でトリプルアクセルできたりとか、、、それこそ羽生結弦さんとかは、陸でもできます、、、!
要:村上さんもできるんですか!!
村上:私は、トリプルアクセルはできないですけど、2回転半とか3回転とかはやっていましたね!
要:今やってもできる感じですかね?
村上:今やるとなると、、、2回転くらいかもですね、、、(笑)
近藤:それでもすごいですよ!!
要:僕半分も回れない!
村上:この練習で軸を自分でつかんで、氷の上でっていう感じでしたね。
要:氷の上だけじゃないんですね!
『何事も気持ちなんだと思って。』
これまで数多くの試合に出場されてきた、村上さん。『中でも忘れられない試合は??』伺いました!
村上:14歳、ジュニア1年目の時の試合が忘れられないですね。ちょうど結果が残せるようになってきたというところで、最後の最後で悔しい思いをしたんです。
要:うんうん
村上:その悔しさが、私にとって刺激になって。そこから死に物狂いで練習して、次の年は、全部の大会で優勝することができました。
近藤:すごい…!
要:本当に悔しかったんですね
村上:もうとにかく悔しくて、子どもの頃の悔しいというエネルギーってやっぱりすごいじゃないですか。
要:それは、もう練習方法を変えたんですか?
村上:練習方法というよりも、気持ちですね。その時に初めて何事も気持ちなんだなと思って。練習をしていても気持ちが入っていなければ、身にならない。絶対にこれを身に着けるという思いがあると、また動きも変わってくるので。
要:オリンピックとか見ていてもそうですけど、14歳15歳の時の絶対やるぞっていう気合が、やっぱり持ってるもの以上の実力を発揮する瞬間かもしれないですね。
村上:そうですね、エネルギーもすごいし、そこまで培ってきたものもあったりするので、、すごい何かが爆発したんだと思います(笑)
2週間前に楽曲を変更…!?
2つ目の忘れられない試合は、村上さんが高校から大学に上がったタイミング。
18歳、ソチオリンピックがかかった、全日本選手権です。
高校が大好きだったという村上さんは、当時スケートを頑張るというモチベーション自体が、高校に行く事だったそう、、、。
村上:その前のシーズンの世界選手権で、自分は結構ベストを尽くしちゃっていて。これが後に自分のスケート人生の最高位になるんですけど。もう燃え尽き症候群になっちゃって、スイッチが入らないままシーズンが始まってしなったんです。なので前半の大会なんて最下位だったりとか。
近藤:え!
要:燃え尽きちゃってる、、、
村上:気持ちが入ってないので、身にならない練習ばっかりしていたんです。でも周りからは期待されていて、、、すごく精神的にも参っていたところで、2週間前に自分のプログラムの曲を変えたんです。
要:え!?
村上:それがうまいスイッチになって。よい練習ができる気持ちの方向に変わってくれて。もう2週間で、半年分くらいの練習をやったら、オリンピックを勝ち取れたっていう。
要:素晴らしい…!
村上:何かを捨てて違うことをするという決断って、怖いけど、やってみると意外といい方向に行くときもあるって、この時に学びました!
要:素人意見なんですけど、、、曲が変わると滑る技術みたいな、一連の流れも全部変わるわけですよね?二週間前に変えるって、結構なチャレンジじゃないですか?
村上:めちゃくちゃチャレンジです。普通だったら大会がいくつもあるので、そこに合わせてブラッシュアップしていって、一番大事なところでよいプログラムを滑るんですけど、、、それが無い状態でやるので、色々不安なままこの大会にぶつけたので、、、なかなかフィギュアスケート界で言うとチャレンジだったと思います、、、!
(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)