電動自転車 バッテリー盗が頻発 約3日に1件のペース
都筑警察署(扇山剛署長)は頻発する電動自転車のバッテリー盗難に警戒を呼びかけている。
同署生活安全課によると、今年1月1日から3月31日にかけて、バッテリー盗難の被害届出数は35件。同課の橋本紘課長は「例年に比べ、非常に多い。各自で対策をしてほしい」と警鐘を鳴らす。犯行は、夕方から翌朝にかけて行われることが多く、集合住宅やマンションなどが狙われる傾向にあるという。同課では、自治会へ啓発チラシを配布するなど、対策を行っている。
橋本課長は「施錠していても壊されて盗まれるケースがある。バッテリーは自転車本体から取り外し、自宅内など屋内で保管してほしい」と話す。
販売店の声
「最近になって『盗まれた』というお客さんが増えた」と話すのは、北山田の自転車販売店「ルナサイクル」の岸克彦店長。「盗難被害が増加すると、自転車自体の購入が減ることも懸念される。とても悲しい」と嘆く。岸店長は「二重ロックなどを行うなど『盗みにくさ』をアピールするだけでも、抑止につながると思う」とアドバイスした。